2017年7月10日 | けいこの裏庭ハーブ園

けいこの裏庭ハーブ園

石ころだらけ、藤の根っこだらけの裏庭にコツコツ色々植えて夢の野草&ハーブ園を作成中。こちらのブログはそんな裏庭ハーブ園のウェブ版です#協生農法 #フォレストガーデナー

チビ助9回目の
誕生日だった。
早いなあ。

家族で夕飯を食べに出掛け
楽しいひとときを過ごし帰宅。

子供たちが寝てから
ずっと
チビ助誕生日記
全13回シリーズ(笑)の
blogを
最初から最後まで読み
感慨にひたっておりました。
……ローズティーを飲みながら。。。🌹

繊細なガラスの様な
あの頃の自分を
抱き締めてあげたい(笑)

私はたくましくなったんだなあ💦
(おばさんになったってことか(笑))

最近は
中学生になった娘と
チビ助のスケジュールを
ただただ、毎日こなすのがやっと💦

思春期にさしかかった
娘とのやりとりの葛藤や
チビ助のプチプチ反抗期

子供が小さかった頃とは
また違った悩みがあるが

信じて見守っていくのが
親の役目かな、と。

それでは
大変長らくお待たせ致しましたw
(待ってないね(笑))

13回シリーズの
第2回目
下記にコピペしました(笑)
興味があったら
お読みください♪

こちらの回は
あまり繊細さは
にじみ出ておりませんが(笑)

……9年前の私は
別人の様だが
愛しい(笑)
そして、
せつない(^^;

そして誇らしい。



2008.0710


PM1:30 手術開始

いつの間にか手術が始まっていた。
・・・TVで見るみたいに、
手術用手袋をみんなで目の前にかざし
『それではこれから、
勝又さんの帝王切開を始めます、メス!』
とかいう儀式があるのかと思ったら
・・・・無かった。

看護士さんに 
『どこか寒いところ、ある?』 ときかれ、
急に両腕が冷たくなったのを訴えると、
何かで温めてくれる。
お腹が変な感じ。
今わたしの腹はどうなっているのか?
第2の緊張ピークがやってきた(><)

その時、ベテランの助産士さんが
『あ、勝又さん、アロマがお好きなんだよね!?
手術室に何か持ってくれば良かったね』
と言う。
『え~、残念!持ってきていたのに~』 
と酸素マスク越しに答えるわたし。

・・・まさか、手術室に持参できるとは
考えていなかったので、
相談もしていなかったのだ。

『ご主人に持ってきてもらう??』
『いやー、あの人、今カツどん食ってると思います』

・・・・みんなに爆笑される(TT)

助産士さんは笑いながら病棟に電話をかけ、
『どこにあるの?』 

『あの、ピンクの縞々の巾着の中に、
和柄のウサギのポーチが・・・
ちりめん系の・・・その中です』 
と答えると

実況中継のようにテキパキと
『はい、ピンクのシマシマ巾着、
その中、
和柄、
ウサギポーチ、
ちりめん系!
それ、すぐ持ってきて!』 
と指示してる。かっちょえ~

そして、あっという間に
ウサギのポーチが届いた!
すげ~コンビネーションネットワーク!!(←造語)

『これ、どうすればいいかな?』
『肌に直接つけられるんですけど』
『じゃ、首筋に塗ってあげるね。
あと、酸素マスクの中にも。』
・・・あぁ~、久しぶりのローズの香り~

用意してきたのは、
ロバートティスランドのローズインホホバ。
(奮発したのよん)
ローズは子宮口が開く作用があるというので、
・・・まだ帝王切開が決まっていない段階で
出産直前に陣痛室で使おうと思って
購入しておいたのだ。

『あら~、いい香りですね』 
女性スタッフ一同うっとり(笑)

・・・・この香りと、
助産士さんの心遣いがとっっても嬉しくて
ここから かなりリラックスできた。

ローズの香りに触れる度に、
わたしはきっと、
この時の事を思い出すだろうな。
胸を感動でいっぱいにして・・・・・

『もうすぐ、でますよ』と まこと(医師)。
え?もう?は、早い。
手術開始から15分位だ。
(何分経過~みたいな時計が
視界に入っていたのでわかった)
ぐぐぐぐッ、ぐッ、ぐぐッ、という感じで
 まことがお腹を押す。

『はい、お尻から出ますよ』
 え~、み、見えないんですけど~
『それッ』 

ジャーーーン!!
という感じで手足を 
ぐーんと伸ばして
赤ちゃんが出てきた。

まことがぺし!ぺし!とお尻をたたいている。

『ほ、ほえ~~、ほえ~~』 
と、西城秀樹みたいな声で泣いた!!

え~~ん、やっぱり感動するよ~~。
涙が出て止まらなくなった。

赤ちゃんは他の台に移され
助産士さんに綺麗にしてもらっている。
ものすごく泣き出した。
『ロ~ラ~、ロ~ラ~♪』
・・・みたいな秀樹調。

『予定通り、男の子ですよ、ほらッ』 と 
股間を見せられる。
そして、赤ちゃんの顔を私の顔に近づけてくれた。
『ハイ、ママとキッス♪』 
と言われ 唇にぶちゅ!したら泣き止む。

『ほら、やっぱりママにキスされると
泣き止むのよね~』
・・・・キスしたら泣き止む確率テスト??

ここで赤ちゃんと助産士さんは
手術室退場。
そのまま病棟へ行き、
小児科医の診察を受ける。
・・・・・果たして旦那は 
カツどんを食べ終え、
手術室の前でスタンバイしているのか!?

後はお腹の縫い合わせである。
赤ちゃんが出てくるまではあっという間で、
感動して気持ちが高ぶっていたせいもあり、
『開腹中』の事を忘れていたが
赤ちゃんがいなくなり、
静かになると急にクールダウンしてきて
そ、そうだ、手術中だった、と思い出し、
やたら時間が長く感じられた。

最後にまことが 
『レントゲン、お願いします』
とスタッフに指示。
そしてわたしの顔を見て言った。
『あのね、ハサミとか、ガーゼとか、
数はきちんと合っています。
しかしね、人間は時として
間違いを犯すものなの。
その確認の為、レントゲン撮りますので』

ひぇ~、お腹の中にハサミを忘れていないか
確認するレントゲンなのか!

そしてまことがスタッフに向かって一言。
 
『ろばた焼き。』

は? ろばたやき??』
・・・思わず声をにして聞き返してしまった。

『レントゲンの事よ。
炉辺焼きのアレに似てるから』
と、手術室の看護士さんが 
笑いながら教えてくれた。

なぜ炉辺??炉辺焼きのアレって何??
・・・見たかったけど、
見れなかった~(気になるッ)

『はい、レントゲンOK!間違いなし!』

というまことの声で 
手術は無事終了した。
トータルで47分。


退院の日のチビ助
よく寝る子だったなー
そこんとこ変わってない(笑)