ワイルドカードとは、ぶっちゃけ大森さんをおよそ20秒間自由につかえるカードです。ワイルドカードは3枚あり、1試合に3回まで使うことができます。
あきらかに挑戦者が有利なルールですよね?
では、なぜこのルールを全日本プロレスさんが採用したのかを説明しましょう。
皆さん、秋山さんとわたしが普通に戦ったらどっちが勝つと思います?
800対3で秋山さんですね。
では、そんな勝敗がわかりきったタイトルマッチ見たいですか?見たくないですよね。はっきり言ってかわいそうですよ。
だから、ワイルドカードなんです。
大森さんといえば、博多で秋山さんと25分間戦い、勝敗がつかず判定でギリギリで負けたほどの方です。つまり秋山さんと大森さんは互角。つまりワイルドカードを使えば数秒間は800対3から800対803にできるわけです。しかしワイルドカードは3枚連続で使っても1分ほどしか大森さんを使えません。いつ、どのように、どこでワイルドカードを使うのか、これが勝負の鍵になりそうですね。
どっちが勝つかわからないタイトルマッチをお客さんに見せたい、という全日本プロレスさんの熱意と、このルールを受け入れてくれた王者・秋山さんの器量に感謝です。