唯一無二の書 白隠 (104) | okuda8888のブログ

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白隠慧鶴 書 「松尾大明神」  横17・5㎝×縦53.5㎝

 

小品であるが、白隠の魅力がつまった書である。

 

 

「唯一無二」の才能と最近では大谷翔平選手に使われることが多いが、白隠禅師の書も他の人は決して真似のできない唯一無二の書である。

 

 

書のサイズは横17・5㎝×縦53.5㎝と小さいのであるが、この作品の写真を見た人は堂々とした書に小品らしさを感じないであろう。

 

 

「大」の字はおおらかで「明」は力強く、「神」字で全体をよくまとめている。墨の濃さも秀逸である。

書を上手くまとめようとして書いていないが、結果としてうまく収まっている所が白隠の書の魅力である。

 

「松尾大明神」はお酒の神様として信仰を集めている。この書もどこかの酒造蔵元に掛けられていたものかもしれない。

 

この書を見ていると、晩酌の日本酒も美味しく感じられそうである。