カメラを分解した思い出 ~子どもの未来を導く可能性~ | おこちゃまスクール運営ブログ

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コロナの影響で(嘘です)3年ぶり投稿の運営Jです。

 

私が小学生1年の頃、カメラ好きの父親の一眼レフカメラ(もちろんデジタルカメラのない時代)を興味本位で分解したことがあります。

カメラの中身はどうなっているんだろうという、高邁な気持ちではなく、ドライバーを使って分解してみたい、そんな単純な好奇心だけだったと思います。

当然、父親に見つかって説教をくらうわけですが、その怒りに満ちた言葉は今でも覚えています。

「このカメラがどれだけ高価なものか、わかってるのか!お父さんの大事な物を壊すとは何事だ!」

それは当然の言葉であり、怒りしかないものでした。

自分が子どもをもって育てている今、この対応は妥当だったのだろうか、他の選択肢はなかったのか、と新年を迎えるにあたり、ふと自問自答してみました。

例えば、当時の父親がこんな対応したらどうでしょう?

「カメラに興味があるのかい?カメラを分解する前に、カメラはどうやって写真を撮るのか、教えてあげよう」

あぁ、この一言があったら、カメラの面白さを伝えてもらっていたら、今頃有名写真家か、SONY αシリーズを作っていたかもしれないません。

そんな妄想をしつつ、子育ての何気ない場面での対応いかんで、その子の未来が変わってしまうかもしれないことを痛感しました。

子どものいたずらとも言える行動に対して、この子はどうしてこういう行動をとるのだろう、と一瞬立ち止まって考えることは大切かもしれません。

子どもはなんらかの好奇心をもって、その行動をとっているとわかったら、その好奇心の先にあるモノを明らかにして、そこを深掘りしてあげる、アドバイスしてあげる、これこそ親の理想的な対応でしょう。

我が身を振り返ると、乗り気ではない長女にピアノを習わせたりして、結局すぐ辞めてしまう、ということがありました。

同様に乗り気ではない長男に習字を習わせたら、だんだん興味をもって積極的に通うようになり、作品展で賞状をもらってくることもありました。

子どもにどのような才能があるのか、何に興味をもっているのか、を探し出し、それを伸ばしてあげることが親の役目であり、その作業を楽しめる親になりたいものですね。