ハイランドパーク カスクストレングス No.3 | 酒とミステリの日々 時々ラーメン

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ども、OKKAです。

 

今回紹介するウイスキーは、スコットランド最北の島で造られたカスクストレングスのシングルモルト!

 

「ハイランドパーク カスクストレングスNo.3」です!

 

 

「ハイランドパーク」は、スコットランドの最北に位置する、オークニー諸島の州都、カークウォールの郊外にある「ハイランドパーク蒸溜所」で造られています。

 

今回紹介する「カスクストレングスNo.3」は、マスターブレンダーのゴードン・モーションが「よりピュアなハイランドパークを味わってほしい」とリリースした「カスクストレングスシリーズ」の第3弾。

「カスクストレングス」とは、樽で熟成したモルト原酒を、加水せずに瓶詰めしたもの。通常は加水して、アルコール度数を40~46%程度に調整するのですが、このボトルは加水していないので、アルコール度数が64.1%もあるんですね。

この「No.3」は、アメリカンオークとヨーロピアンオークのファーストフィルシェリー樽の原酒に加え、バランスと味の深みを出すために少量の詰め替え樽を組み合わせてブレンドされているそうです。

OKKAは「No.1」「No.2」は持っていないのですが、この「No.3」が一番ピートが効いてスモーキーなんだそうですよ。

 

スペックはこんな感じ。

 

 

早速いただきます!

 

まずは香りから。

おー、濃厚な蜂蜜の甘い香りがしますね~。さらに黒糖のような香りもします。
その奥から、フローラルでスモーキーな香りが。
「12年」よりはぐっとスモーキーですが、アイラモルトのような薬品臭はなく、めっちゃ心地よい香りですね。
また、ナツメグやクローブのようなスパイシーな香りもします。
64.1度もあるのに、アルコールの刺激臭はほぼ感じません。いい香りですね~。

ストレートで飲んでみます。

さすがにカスクストレングスだけあって、飲むと舌が焼けるような刺激がぐわっと広がります!でも、その刺激はすっと消えて、あとに黒糖や蜂蜜の甘味、熟したオレンジの柑橘感、海岸で海からの風を浴びているような潮っぽさがやってきます。
そして鼻から抜けていくヘザーピートのスモーキー感。いいですね~。

余韻には樽由来のウッディなほろ苦さと、スパイシーな感じがかなり長く続きます。めっちゃ美味いんですが、刺激が強いので、ちょっと加水するといいかも。
加水すると、オレンジの柑橘感と潮っぽさが強調された感じになっていいですよ!

 

炭酸を加えても、けっこう濃厚な蜂蜜と黒糖の香りがしますね。
飲んでみると、その蜂蜜や黒糖の甘味が口に広がり、続いてオレンジの柑橘感がやってきます。さらに海を思わせる潮っぽさもありますね。

鼻からすーっと抜けていくのは、ドライフラワーを燻したような、フローラルでスモーキーな心地よい香り。これは美味いですね~。
余韻にはウッディなほろ苦さとスパイシー感がけっこう長く残ります。

かなり濃厚で、どっしりした飲みごたえがあるので、軽快にぐいぐい飲めるハイボールが好きな人には向かないかもしれません。
でも、個人的にはかなり好きなハイボールです!

料理と合わせるよりは、スモークしたホタテなどをつまみに、じっくりゆっくり飲みたいですね。ダークチョコなんかも合いそうです!

 

ということで、お気に入り度は81点でした!