「Rのつく日には気をつけよう 賢者のグラス」 | 酒とミステリの日々 時々ラーメン

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ども、OKKAです。

 

今回紹介するのは、ちょっと前に紹介した「Rのつく月には気をつけよう」の続編!

 

「Rのつく日には気をつけよう 賢者のグラス」(石持浅海著 祥伝社)です!

 

 

名探偵は美酒で目醒める――。
あの小粋な“宅飲み”ミステリーが帰ってきた!

長江、渚、夏美は大学時代からの飲み仲間だった。
いつもの仲間が集れば、おいしい料理と「謎」を肴に宴の始まり。

長江の海外赴任でしばらく途切れていた“宅飲み”が、帰国をきっかけに復活。
簡単&絶品グルメをアテに、世間話はいつも思わぬ方向へ……。

米焼酎×サーモンの酒粕漬け=双子が一日ずれるワケ
日本酒×イカの肝焼き=二年の未婚期間の秘密
紹興酒×鶏手羽のピリ辛煮=受験の本当の成功とは
ビール×たこ焼き=悪口上手なママの離婚
旨い酒×時短レシピの絶品グルメ=極上の謎解き!

(アマゾン紹介ページより)

 

…と、いつものように、アマゾンの紹介文を載せたんですが、実はこれちょっと編集してるんですよね。

というのは、元の紹介文が、1作目のネタバレになってるからです。

 

1作目の紹介はコチラ。

まあ、そこまで気を使わなくてもいいかなとも思いましたが、2冊続けて読もうとする人がいたら、やっぱりネタバレは避けたいので、そのようにしました。

 

1作目よりかなり年月は経ってますが、話のパターンは1作目と同じ。

違うのは、1作目は毎回ゲストが加わっていたのが、この2作目では元の3名に健太(この人がどんな人かは読んでのお楽しみ)が加わり、ゲストがいないことです。

 

4人の雑談の流れの中で、語り手である夏美が「そういえばこんな話が…」とエピソードを話し、その話の謎を長江が解く、という流れ。

1作目が気に入った人なら、楽しく読めるんじゃないかと思います。

 

ただ、1作目と違って、当事者がその場にいないので、謎解きが「論理的ではあるが推測だけ」になってしまい、ドラマ性に欠けるのが個人的にはちょっぴりマイナスでした。

 

相変わらず、酒と肴は旨そうだし、秋の夜長にのんびり読むにはうってつけのミステリであることには変わりないんですけどね。

 

で、やっぱりラストにちょっとした仕掛けがあるんですが、うっかりしてこれにはハマってしまいました…何で気づかなかったのか…!いやー、やられました!

 

ということで、お気に入り度は78点でした!

 

めちゃめちゃ読みやすいので、1作目と2作目、続けて読むのがおすすめです!