全身ガチガチの妹へのボディワークレポートⅤ、筋収縮と筋膜へのアプローチです。

 

その前に骨盤の安定確認に関しての追記を。

 

前回は骨盤安定のために腸腰筋を意識する重要性を書きましたが、骨盤の正しい位置は、筋肉が緊張していない状態にあるかどうかに関係します。

 

筋肉が緊張していない骨盤の位置を確認するのに簡単な方法があります。

 

座位で両手を背中のウエストラインにあて、胸を引き上げて腰を反らせたり(←骨盤を前傾)、背中を丸めたり(←後傾)を何度か繰り返して、背骨の際で筋肉がリラックスしている骨盤の位置を探します。

 

骨盤が前傾しても後傾しても筋肉は硬くなるので、そのどちらでもなく筋肉がラクな状態になっているのが、骨盤のニュートラルポジション。

 

筋肉が緊張しない状態とは、単純に硬くなっていない、伸長も収縮も起きていないことです。

 

 

 

スッカーサナは、安定して楽に座れている座位。

 

 

さて、腰が痛いと言っていた妹は全身ガチガチですが、股関節周りと下枝、太ももやふくらはぎも硬くなっています。

 

腰痛は殿筋や大腿四頭筋の筋膜と筋収縮の影響も大きいので、まずはFRPローラー、グリッポンで殿筋ほぐしから。

 

お尻から始めて腸骨周り、股関節外側からうつ伏せの内側まで、一周するのに悲鳴が響き渡りましたが、その後体が軽い!と機嫌も俄然良くなった彼女。

 

腰痛もどこかへ吹っ飛んだようで、筋膜リリース初日は笑顔が広がりました。

二日目はもみ返しのような筋肉痛に襲われていたので、手加減しながらでしたが、様子を見ながら継続。

 

日常的に筋膜をほぐしていないと、どんどん固まり、さまざまな不調を引き起こします。

体の衰えは脚から来るのはほんとうで、下枝の筋肉は柔らかく保ちたいもの。その中でもしかしたらあまり意識がいかないかも知れない、大事な場所をひとつ。

 

大きな筋肉である殿筋や太もも、上半身の僧帽筋などは硬くなっているのが分かりやすいこともあって働きかけやすいのですが、ふくらはぎの柔軟さも気に留めておきたいところ。

 

ふくらはぎは第二の心臓とよくいわれますが、最近の研究では第二の膀胱ということもわかってきたみたいです。

 

尿排出は体内の水分を一定に保つために行われますが、血流が悪いと脚の血管から水分が漏れてふくらはぎに溜まります。

そして夜睡眠中にその水分がまた戻るため、血管内の水分が増え、夜間の頻尿にも繋がるのです。

 

ふくらはぎの筋肉を柔軟に保ち、ポンプ機能を活性化しておくのが大事です。

 

 

肩のゼロポジションに関して記事はこちらから↓

 

胸を開くエントリはこちらから↓

 

側屈を安定させる前回のエントリはこちらから↓

 

骨盤を安定させる前回のエントリはこちらから↓

 

 

 

 

 

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