先週の日曜日はbio cafe清流舎でお手伝いの後、沖縄の海のように青い陶器で有名な大嶺 實清氏のアトリエを目指してやちむんの里に行ってきました。

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やちむんの里の中央にある赤い屋根の登り窯。ここから奥の小道を入ってゆくと大嶺工房があります。



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大嶺氏のギャラリーは入り口、縁側が無防備に開かれ、訪れる人たち以外にアトリエに人が居ないこともよくあるのですが、お昼をだいぶ回ったこの日もカウンターに「食事中です」のサインがありました。のんびり陶器を見てまわります。この日は記念の贈り物を手に入れる予定で、少しづつ形が違う青いお皿を選んでいました。


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涼しい小道を通ってギャラリーへ。縁側では黒猫がノンビリ昼寝中でしたが、人が増えてくるとヤレヤレという感じでどこかへ移動。

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お庭に何気なく置かれたポットたち。蓮が伸びていたり、小さな木が入っていたり。
おたまじゃくしがいっぱい泳いでいる時もありました。

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初めて實清氏の食器に出会ったのは愛する幸せな空間、風庵 です。そこで使われている食器はおそらくは全てが大嶺工房から生まれたものですが、穴が開いている食器を見たのは初めてでした。ひととき待って初めてお会いできた實清氏にそれを話しますと、裏の倉庫にしばらく引っ込み戻ってきた彼の手にかの青い器が。「ひとつだけ残ってたよ。」と手渡してくださいました。

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風庵のパンプキン善哉が美しく盛られた穴の開いた大嶺工房の器。


ある西側高級リゾートホテルのオープニング贈答品として作られた非売品です。風庵にあるのはその試作品だと聞いています。驚いてしまいました。
美味しいコーヒーをいただきながら、明治以前の琉球やちむんの素晴らしさやこれから實清氏がしたいことなど、いろいろなお話を聴きました。芸大の教授を10年していたそうですが、穏やかで気取りがなく、とても自然でそして可愛らしい方でした。

帰り際に小ぶりの器から値札をはずして、「これを使ってみて」と渡されました。土に帰ろう、という實清氏の新作で、なかなかearthyな湯のみです。土の中のさまざまな生命が器の形になって取り出されたような世界観。毎日使って変わってゆく様子を見なさい、と言われました。あまりにも自然に渡されて、もちろんとても嬉しいのですがそこで有頂天の興奮は起こらずに、しかししっかりとお気持ちを受けとめました。
大嶺實清とは、こういう人なのだ。一度きりの時間、出会いや係わり合いを大切に生きている。向き合い、楽しみ、こころを込めています。私は自分の時間や存在を大切にしてくださった實清氏の寛大な愛情深さに包まれて、静かなこころで満たされました。みんなが幸せであるように、というヨーガなおこころに触れる、こんなに至福な経験をどうもありがとうございます。


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毎朝の白湯も、この頃は冷たくしていたお茶も温かいのに代えて毎日使っています。色も変わってきました。

ところで夏のbio cafeランチの定番になりましたナミカレー、先週はタイ・グリーンカレーでした。辛さは弘子先生にセンサーしていただき、私にとってはかなり控えめですが、スパイシーで美味しくできあがりました。「ナミさん、カレー屋したら?」とお墨付きをいただいてます(笑)清流舎の週変わりカレー、ランチと一緒にぜひお試しください。




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