空手歴40年 フルコンから沖縄空手、日本柔術を経験し時に指導もしている川崎が「空手の型のやり方」を解説します!
立ち方。
人間、立つという行為は、非常に高度な運動で、それが証拠に赤ちゃんは、生まれて、いきなり立てませんよね。
何故、人間は立ったのかは、進化論的にいえば、人間は、頭が大きくなり、四足では首の負担が大変、重くなってしまった為に、直立二足歩行(足の真上に頭がくる立ち方)で頭を全体で支えるようになったと言われます。
従って、身体構造として、その姿勢を維持・安定させるために「腸腰筋」が大きな役割を果たすようになりました。
なぜなら、「腸腰筋」は、「上半身」と「下半身」を繋ぐ唯一の筋肉だからです。
「腸腰筋」の構造は、「腸骨筋」「大腰筋」「小腰筋」の3つの筋肉によって成り立っています。
「腸骨筋」…骨盤の内側に付着している筋肉で、腸腰筋の中で最も深い部分にある。股関節を曲げたり、外向きにひねったりする働きがある。
「大腰筋」…お腹の深い部分にあり、腰椎の側面から太ももの付け根に伸びる筋肉で、股関節を曲げたり、外向きにひねったりする働きがある。
「小腰筋」…大腰筋から分束した筋肉。小腰筋を持っている人は半数以下程度。大腰筋の補助の働きをする。
このように、「腸腰筋(深層筋)」は、上半身と下半身をつなぎ、身体を曲げたり足を上げたりする重要な役割を果たしている筋肉なので衰えてしまうと身体能力が低下します。
そして空手ですが、空手には、実に多くの「立ち方」の種類が存在します。
・閉足立ち(へいそくだち)
・結び立ち(むすびだち)
・平行立ち(へいこうだち)
・八字立ち(はちじだち)
・ナイファンチ立ち(ないふぁんちだち)
・四股立ち(しこだち)
・三戦立ち(さんちんだち)
・前屈立ち(ぜんくつだち)
・後屈立ち(こうくつだち)
・猫足立ち(ねこあしだち)
・騎馬立ち(きばだち)
流派によっては、まだまだあるのでしょうが、代表的な立ち方だけでも、こんなにあります。
一つ、一つに「意味」と「歴史」がありますが要は…
「姿勢、身体のバランス、運動能力の維持を保つ」。
と、いう所にあります。
空手では、「立ち方」の工夫と動き(「型」)で「腸腰筋」をきちんと鍛え武術的能力の向上を狙っていたのでしょう。
そして、「意識」です。
この「立ち方」で「何所の筋肉」を鍛えているのか?
「意識」がなければ、単に「型」という「動き」をしているに過ぎなくなってしまいます。
また、「腸腰筋」は加齢とともに低下します。「腸腰筋の中の大腰筋」の場合などは、20代のときと比べて80代になると、約50%も低下してしまいます。
従って、「姿勢、身体のバランス、運動能力の維持」のため、「腸腰筋を鍛える」ことは老け防止に効果的です。
「川崎空手教室」で目指していきたいものの一つです。
このような、「空手の型」をやって行きたいと思います!
是非、一緒にやってみませんか?
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