無理矢理笑う節目の行事 | 最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ

最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ

夫は47歳の若さでくも膜下出血を発症し天国へ旅立ちました。
突然未亡人&ひとり親になった私。
闘病生活と配偶者を天国へ見送った経験や学び、手続き等そして子供達と繰り広げる濃くリアルな日々や今後の自分の人生を綴っていきます。

こんにちは、ひろです。


↑この記事から夫が倒れた日の

ことを遡って読めます。


 娘の幼稚園の卒園式の記事。

この記事をアップした時には

すでに夫は闘病していました。

 

この文面から誰が我が家の

緊急事態を察知できるというのか…

 

娘の卒園式を楽しみにしていた夫。

 

私と一緒に式に参加する予定でした。

 

それがまさかの

 

意識不明。

 

式の三日前に倒れてしまいましたから

出れるわけありません。

 

私も気分ウキウキ状態で参加できる

わけありません。

 

心ここにあらずでした。

 

式の途中に病院から着信はあるし

色んな事が気が気じゃないです。

 

それでも娘にとっては一生に一度の

幼稚園の卒園式。

 

写真撮影では無理矢理笑いました。

 

卒園式をご夫婦揃って参加している

皆さんを見ていると余計泣けてきます。

 

私達もそうだったはずなのに。


夫婦で肩を並べて娘の晴れ姿に

目を細めるはずだったのに。

 

子供の行事を大切にしていた夫。

 

時間が許す限り参加していて

本当に子育てに積極的でした。

 

参加できない夫の無念さを思うと

心が痛みました。

 

そしてその半月後。

お次は小学校入学式です。

 

今年の桜は早咲きだったので入学式まで

持ちこたえるかな?と思っていましたが

耐えてくれました。

夫の代理で義父が来てくれました。

 

まさかお義父さんと肩を並べて式に参加する

なんて(笑)

 

写真を撮ってくれたり荷物を持ってくれたり

たくさんサポートをして下さいました。

 

式の途中で何やら見覚えのある人影が。

 

何と息子が乱入来てました(笑)

 

春休みでしたがこの日息子は先生のお

手伝いで登校していたのですが、

用事を早く切り上げて

妹の門出に駆けつけてくれたのです。

 

涙が出るくらい嬉しかった。

 

娘も喜んでいました。

 

息子は小学生時代お世話になった先生方と

再会を果たし『妹をよろしくお願いします』と

言い回っていました。

 

きっと自分が兄として、父親の代わりだと

思ってのことだったはず。たまらなくなります。

 

息子は息子で色々と考えてくれている。

 

そんな彼の成長を感じることもできました。

 

そして桜の下で親子三人、記念撮影をして

みんなでお祝いのランチをしました。

 

この頃の私は夫の心配をしつつ

奇跡が起こって目を開けて欲しいと

僅かに期待しつつ

 

でももう諦めなくてはいけないのかも。

 

と思うようになっていました。