わいら~姐御的陰陽座歌詞考察 其の参~ | 姐御のお気楽な日常

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陰陽座最高!!!

え~; 前回のブログの後、多くの方?からの訪問がありました。
・・・というかコメント数以上のメッセ戴いたのなんて初めてだったり; まぁ賛同、批判、中傷含め色々と戴いたのですが、その中に『わいら』の歌詞考察オナシャス!というメッセを戴いたので今回のお題目は『わいら』となりました♪

・・で、わいらという妖怪なんですが・・・ 『画図百鬼夜行』などに絵が載ってたりはするのですが、どんな妖怪かはよくわからないようで、巨大で恐ろしい妖怪である・・くらいしかわからなかったり;絵も上半身(牛鬼と土蜘蛛足したような)だけで説明もなし;まぁそんな正体不明な『わいら』ですが、兄者の好きな妖怪らしいです。(たしか塗り壁も好きだっけ?)以上で考察終了

・・とかやったら撲殺されそうなので、冗談ってコトでw

陰陽座の曲には、それぞれ『テーマ』や『物語』など、『妖怪』を題材にした色々な曲があります。
たとえば『塗り壁』には『努力』、『朧車』には『挑戦』、『にょろにょろ』には『希望』。
『物語』を扱ったものでは、『組曲~黒塚』や『紅葉』など。
『ひょうすべ』や『しょうけら』は、『ライヴ』を題材に。
今回の『わいら』は、『酒呑童子』などと同じく、『陰陽座の魂』を題材にした曲になっています。

木葉鬼 裾廻に群れて
騒騒と 潮罵の磔

(泥!)外野の雑怨を稔り潰す程の
熱い魂に気付かぬ 戯け者ども

此の羽織 汝が着せた
破落戸が知らずに脱ぎて落ちた
(泥!)外野の雑怨を稔り潰す程の
熱い魂に気付かぬ 戯け者ども

(泥!)外野の雑怨を稔り潰す程の
熱い魂に気付かぬ 戯け者ども
目には見えぬものを信じられぬ程度の
欠痴な魂は 此処には無いのだ戯け

ん~・・・・特に解説や考察書かなくても歌詞そのまんまなような;
まぁ・・木葉鬼~の部分は、『妖怪ヘヴィメタル』を名乗って活動している陰陽座。今でこそ認知度も高くジャンルを確立していますが、兄者もライヴのMCで語っているように初期は『イロモノ』、『あんなんメタル(V系)じゃねえよ!』みたいな声も多かったと思います;
あたしだってゴールデンボンバーを『バンド』、AKB48を『歌手』と言われても

『ハァ!?演奏してないのにバンド?コンサートで口パクなのに歌手?あんたバカァ!?』って思いますし。(ファンの方ごめんなさい;)

まぁ人間、第一印象で全て決めつける人が大半ですし(ちなみにあたしも韓国人見たらあ~謝罪と賠償を~とか○○は韓国発祥ニダ!って言い出すと思ってますw)
日本のメタルの古豪とも言える聖飢魔Ⅱでさえ長年『イロモノ』扱いされてましたしねぇ;

まぁそんなワケで『陰陽座』もかな~り風当たりが強かったようで、その有様が木葉鬼~の部分に込められています。
しかし木ッ葉鬼とはなかなか皮肉が効いてるなぁw
二番の此の羽織~は、『イロモノ』や『邪道』という『レッテル』を貼られた状況を表すのかと。

だがしかし!

外野の雑怨を稔り潰す程の
熱い魂に気付かぬ 戯け者ども
目には見えぬものを信じられぬ程度の
欠痴な魂は 此処には無いのだ戯け

周りにどう言われようが、己の道を貫き通すという強烈な気概を表す歌詞ですよね。

この部分は、『陰陽座』だけでなく、『陰陽座を聞いてくれているファン』の『魂』も表してます。
ライヴで『此処には一人もいないぜ!』(天下布舞他)、『この十年一人もいなかったぜ!』(龍凰輪舞)と兄者が叫んでますし。
こんな風に書くと、『陰陽座は生意気だな』とか、『瞬火って奴は傲慢だな』と思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ライヴ等での兄者のMCや発言を聞いている方々は、そんな事思う方はそれこそ『一人もいない』でしょう。

ファンあっての『陰陽座』。陰陽座ほど『ファンへの感謝』を表すバンドもないんじゃないかな?

兄者のその思いが『生きることとみつけたり』の歌詞に強く込められてます。

ちょっと話が逸れてきたので軌道修正
突然ですが、みなさんは、
『好きなアーティストは誰?』と聞かれ、
『陰陽座!』と答えたら
『え!?あんなイロモノ聴くの!?』とか言われたらどうしますか?

あたしだったら、助走つけて殴ると思います
というワケで、この『わいら』は陰陽座の『魂』だけでなく、ファンが好きなモノを『好き』と胸を張って言える強い魂をもってほしい、胸を張って言えるように、外野になにを言われようが『陰陽座』は『陰陽座』であり続ける!と叫んでいる曲でもあるかなと。

『陰陽座』が『陰陽座』であり続ける事。

例えば。
もっと多くの人に陰陽座を知ってもらう為。
Mステみたいな演奏はアテ降り、歌詞ぶった斬りな音楽番組やバラエティ番組にガンガン出て認知度を高め。
キャッチーな歌詞でお腹いっぱいなくらい巷に溢れてるような『安っぽいラブソング』を大量生産して歌い。
そしてメジャーになってから『陰陽座』らしい音楽をやろう!

確かにそれも一つの道でしょう。

でもそれは果たして『陰陽座』なのだろうか?

昔、黒猫さんが『天才テレビくん』に出てたり、NHKか何かの音楽番組で悪忌判官を歌ったり(勿論歌詞ぶった斬り。個人的には兄者の表情がとても不本意に見えてしまう;)などもありましたが、そういう経験を経ての結論が今の活動方針なのだと思います。

TV等では、うまく伝わらない魂を。
(TVでは視聴率を稼ぐ為にアーティストを貶めたりは毎度の事。特にHEYHEYHEYやうたばんなんかはヒドい;)

歌に込め。MCに込め。

『陰陽座』が『陰陽座』であり続ける為に。無理に露出を増やすのではなく、大衆に媚びるでもなく。

一歩一歩『前』に進んでいく。

そんな『意思表明』を表す曲。それが『わいら』です。

ちなみになぜ『わいら』なのか?それは、南伊予の方言で、『俺』のことを『わい』と言うみたいです。(広島の方言でも『わい』と言いますが、近隣の方言なので類似性があるんだろうなぁ)で、わいら(俺達)に強力な妖怪である『わいら』をかけた・・・・いかにもダジャレ好きな兄上らしいタイトルだと思いませんか?