大分県日田市

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大きな川が流れる温泉地です。

水とサッポロビールと焼きそばの町。

酪農青年部のメンバーと、研修会に来ています。



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とても55歳には見えない熊本の校長先生が講師です。

学校の教員として、酪農体験学習が持つ効果に期待しながら活動をされている方です。


今回もまた、考えさせられる事がたくさんありました。



幼稚園児から学生まで、酪農体験を沖縄でも受け入れておりますが、どんな酪農体験が子供たちに影響を与えやすいか。

仔牛の心音を聞かせる
搾乳体験をさせる
エサを与えさせる
バターを作らせる

それぞれ色々ありますが、牛のブラッシングがとっても良いみたいね。

これは、教員の立場から子供たちの反応を逐一データ取りをしてみた結果なんだって。

データを取って、検証を重ねて、求めていくことをしているそうです。

学校教育を考える教員として、大事なようです。



教育にとって、酪農体験というツールがとても良いものだと気がついたこの先生は、カリキュラムとして成り立たせられないかを、頑張っているのだと思いました。



良いことなら、どんどんやればいいのに。

って思ってしまったのですが、文科省が定める教育カリキュラムに載せるには、良いよ~、くらいでは駄目で、とてもきっちりとした効果のあるデータが無いと駄目みたいです。

やっぱり、ユトリは見直そうね、くらいなのにね。



常々、沖縄県青年女性部の会長も言っている。

牛乳の消費拡大のための活動をやりながら、ただ牛の乳を搾らせて、それだけで効果があるのか。

ただ牛乳の無料試飲をさせて、ミルクもちを食わせて、それだけで効果があるのか。

もっと何か効果のあることができないか、と。



効果とは、牛乳の消費が盤石に伸びていくこと。

牛乳の消費は減り続けている。

子供の数が減り続けていることも原因かもしれないが、競合製品も原因かもしれないし、もっと別の原因も大きいのかもしれない。



本研修会においても、九州の酪農教育ファームの先輩方が、様々な活動経緯を話してくださいました。

それでも、牛乳の消費は落ちてきている。

これを、意味が無い、効果が無いという事は出来ない。

明確な効果のある方法なんて、確立できてないし、できないのかもしれないからです。

国中の学者達が、お偉いさん達が、学校教育のカリキュラムにいつまでも悩むように。



営業、公告無しに製品が売れ続ける訳はありません。

勝手に購買量が増え続ける訳はありません。

何もしなければ、減っていって、未来は暗いに決まってます。



効果の程は分からないけれど、とにかく考えながら、やり続けるしかありません。

明日、明後日はまーさん市場です。

たくさんの沖縄の人に、いっぱい牛乳を伝えましょう。




明日からは2月です。

スーパー小売店の牛乳は、一本あたり10円上がるのでしょうか。

そうよね?

それでも、沖縄県民に、沖縄県産の牛乳を飲んでもらいたい。

この10円、生産費上昇分のための上げです。

分かってもらいたい!


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