どんな時に風邪をひく? | 王気功 オフィシャルブログ 「医者仁術」

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様々な病気で王気功に来られる患者さんとの日々と東洋医学豆知識や養生法、中医学、医療気功による治療を紹介していきます。

どんな時に風邪をひくと思いますか。

体が弱っている時、風邪が流行っている時、湯ざめした時などなど。

ある患者さんは夏休みや年末年始に実家に帰省されると風邪をひくと言われます。
マンションにお住まいの方なので、戸建のご実家は寒いとおっしゃいますが、忙しい日常から離れた時や、ほっとした時に風邪をひく人は多いのです。

まさに「気」が緩んで、体を包む「気」が薄くなることで「六邪」の「風」や「寒」の邪が体に入りやすくなるため風邪をひくと考えられています。

「風」の邪は経絡を通して体内を動きます。手足がすーっと冷える、背筋を悪寒が走るなど風の邪の動きを皆さん体感したことがあると思います。

「寒」の邪は内臓に留まり体を冷やします。

経絡の気の流れが滞り、「寒」の邪を追い出そうとして体は「火」を多く作るため発熱します。

私達の体は食べ過ぎや飲み過ぎると自然と下痢をして取り込みすぎた不要なものを体外に排出しようとします。

目に見えない自然界の「六邪」、「風」や「火」が入りすぎた場合、体外に出そうとする力が自己治癒力です。

経絡の通りを良くし、安静にされることで自己治癒力が高まり、咳などの炎症が残ることなく元気を回復されることができます。