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大木戸通信Ｎｏ．100
2018年1月号より
【新社会人】
今月も書きます。
「きむらまこと」の生い立ち。
2001年の春、
大学を卒業して会社員になった
木村青年。
社会人としてのスタートは、
土地家屋調査と
建築積算が主な業務内容の会社
（通信No.95裏面参照）。
大きな会社ではなかったので、
入社式なんてものはなく、
全社員（30名ほど）の前で
紹介されただけで、
実務開始。
僕に与えられた仕事は…
とりあえずコピー。
配属された部署の先輩方から
言いつけられた雑用が、
その日の僕の仕事。
空いている時間は、
専門用語を覚えたり、
会社で使用している
CAD（製図用パソコンソフト）
に慣れたり。
同期入社は女性１人だけだったので、
現場仕事は僕に回ってきます。
“男手”にかけられる期待を
ヒシヒシと感じる毎日。
（結局、応えられませんでしたが。）
ちなみに、
その会社の繁忙期は
年末と年度末。
その忙しさが明けた
４・５月は
ヒマと言ってもいいくらいで、
社員の皆さん、
すっかり気が抜けてしまっている状態。
もちろん先輩方は、
様々な仕事の流れを理解したうえでの、
のんびりモード。
しかし僕にとっては、
どう頑張っていいのか分からない、
もどかしい状態。
ただでさえ
学生気分が抜けきっていなかった僕は、
真剣に仕事を覚える気が失せてしまって。
半年後、
「なんでこんなことも覚えてねーんだ。」
「なんでこんな簡単なことすら
できねーんだ。」
と言われることになります。
僕は、
入社後の数ヶ月で
“デキない奴”の
下地を着々と作っていたのでした。
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