今日からお盆休みに突入しました。
15日までお休みをいただきます。
よろしくお願いします。
先週のブログで、
「ちゃんと完成させてから書きます。」
というようなことを書きました。
完成しましたよ!
考えあぐねていたある日、ご近所のお菓子屋さんのアベルさんが、うどんを食べに来てくれました。
アベルさんのお菓子は、何を食べても美味しいのですが、期間限定で抹茶のお菓子を出していました。
そのお菓子がまた格別で。
そこで、当店に来てくれたのをいいことに、聞いちゃいました。
「アベルさんとこでは、抹茶は粉末のまま使ってるんですか?一旦水に溶かして使ってるんですか?」と。
すると安部さんは親切に教えてくれました。
『水には溶かしません。お菓子によって、粉末かペーストかを使い分けていますよ。』
私は抹茶ペーストの存在を知らなかったので、驚いてしまいました。
さらに安部さんは、
『良かったら、ペーストを扱ってる業者を紹介しますよ。』
とまで言ってくれました!なんて優しいんでしょう。
おかげで私は、抹茶ペーストのサンプルを手に入れることが出来ました。
それを使って試作をしてみたのですが…これは失敗。
いやー、団子に練り込んでみたんですけど、ダメでした。
当店が、踏んだ生地をブロックに切り分けている店なら、そんなことは考えなかったのですが。
当店では、麺生地を丸めて団子にして、一晩寝かせる方式をとっています。
だからその団子の中心部にペーストを塗り込むようにすれば、寝ている間にジンワリと中心から外側へと浸透して行くのでは?と考えたのです。
でもまぁ、考えたことが全て上手くいくとは限りません😞
しかし❗️
その様子を隣で見ていた、製麺スタッフが一言。
『これ、要するに抹茶の分量を増やしてるのと同じことやんね?』
一瞬、止まってしまいました。
へ⁇
私は、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていたかもしれません。
あるいは、お相撲さんが猫だましを食らったような感じでしょうか。
一年前、茶うどんの試作を開始した時から、加える抹茶粉末の量を、徐々に増やして来ました。
でも、取り寄せた抹茶をキッチリ1袋使うようになってからは、増やさなくなりました。
それは、
キリが良いということもありましたし、
原材料費を抑えたい気持ちもありましたし、
抹茶の風味を逃がさないための、色々な方法を順に試していたからでもありました。
けど、"何を試しても、今ひとつ"
の状況を抜け出すために必要だったのは、
単純に抹茶の割合を増やすこと
だったんですねー。
本当に、本当に、
盲点を突かれる思いでした。
そんなことでいいんだ、と。
結果、
当店の茶うどんは、一般的な茶蕎麦の2倍の抹茶を使用していることになっています。
ま、いいです。
どれだけ材料費を抑えても、
美味しくなければ意味がない。
てことで、大手を振って紹介できます。
8/27(月)〜8/31(金)の
夜の部(17:30〜20:00)で、
『茶うどんウィーク』
を開催します!
茶うどん開発の軌跡はコチラ。
ご来店、お待ちしております。