第51話はこちら
こんにちは、おけいです。
ついにカラーコーデイネーターを目指す道が始まりました。
週に2日、色彩検定の対策講座と並行して色彩学を
学び始めました。
7~8人くらいのクラスは、ほとんどが女性。
大体私と似たような年齢の子たち中心でしたし、
吉祥寺校という場所柄、何となく皆住所も近い(笑
複数の共通点は親近感を呼び、すぐに皆と打ち解けられました。
また、何か目指すものがあって集まってきている仲間です。
今までの「友達」は、学校や職場同僚だったのに対し、同じ想いを持った人の集まり。
そこには年功序列という概念はありません。
何だかとても新鮮で、心地よい関係でした。
逆に、昼間の仕事はみな様々。
生命保険会社に勤めながらネイリストの資格を取った子、人事の仕事をバリバリする子、少数派の男子はかなり個性的で、ビールのテイスティングの資格も勉強中、とか、筑波大学卒業後グラフィックの世界に転身しようとしている、など、これまでほぼ一つの会社しか知らないおけいにとっては感嘆の連続でした。
それでも、みんなカラーコーディネートを学びたいんだ。
なんかすごいな。
頑張ろう。
素直にそう思えました。
こうした、同じことを目指す仲間の存在ってとても貴重でありがたいものだと思います。
目標は同じでも、それぞれ違った個性、考え方がある。
その全てから学ぶことができるのです。
そして、互いに助け合い、応援し合えたらもっと素晴らしい。
単なる遊び友達とは違う、深い繋がりが生まれます。
受講料を払って学びに来ているけれど、これはお金では買えない大きな財産になりますね。
さて、そんな感じで夜の学びは大変充実していました。
昼間の仕事はというと。
初めての派遣の仕事、しかも大手商社。
引き継ぎしてくれる契約終了の人は、キレッキレのサバサバ。
ハケンのオンナって自立した感じなんだなぁーと感心してる暇もなく慌ただしく詰め込みました。
携帯電話の販売代理店をコントロールする部署で、当時契約数が飛躍的に増加している時でしたので、日を追って忙しくなっていきました。
98年を過ぎると、機種の種類が爆増し、もー大変!
締め日直前はタクシーで帰るほどの深夜残業になってしまいました。
しかも一業務1人体制なので、誰にも手伝ってもらえません。
あれ?おかしいなあ~ 夜の学びのために、残業しないようにハケンになったはずなのに、人生最大に残業してるし(笑)
そして。
結婚に失敗して最初のうちは静かでしたが、またまた母親の結婚どーすんだコールが再開しました。
帰宅すると、留守番電話が満杯になっているくらい。
あーもう!
なんかちょっとイライラしていたのかもしれません。
また何か無意識のうちに失言していたのかもしれません。
ある日突然、それまで仲良くしていたハケン仲間達から一斉に無視されるようになってしまいました。
ただ1人の子を除いて。
あぁ…、
まただよ。また。
しかも、学生時代のバイト仲間2人の無視のように一時的なものではなく、( 第40話)
ずっとずっとそれは続いていました。
まあ、業務に支障は無いし。
問題は無いのだけど。
いや、問題あるでしょ。
あちこちで行き詰まる人間関係…
おけいの救いはカラーコーディネーター養成講座のみでした。
検定の2級は無事合格し。
そしてその頃、カラーコーディネートの世界の先に、新しい光を見つけたのでした。
その光とは?
第53話に続く
昔懐かしいガラケーの数々❣️