[ツイッター詩150] (7月詩) | nishiyanのブログ

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この列島の一住民です。(九州)
今までにない最悪の復古的イデオロギー政権を退場させるため消費(GNPの約6割を占める家計消費)を意識的に控える活動を広めることを開始。2017.12.14に休止。★ひとり継続中。


 [ツイッター詩150] (7月詩)



「上流から桃が流れて来る」
のは事実を越えた
物語の定型だ
登場人物が現れ
物語が始まる
定型のこちら側には
無数の偶然みたいな出会いがあり
もちろん桃が流れてくることもあるかもしれない

ネットやSNSの流れも
いつどこで
何が流れて来るかわからない
SNSという世界の収縮がもたらしている
新しい海に
気軽にネットサーフィンする
といっても
ここにも定型らしきものができている
システムの流れに沿って
フォロアーを増やし
リポストやいいねする
悪意に凝り固まって
匿名がぶつかってくることもあり
フィシングメールをよこし続ける
たぶんグループもいる
ひいきの政党や教団を背景に
善と悪の物語を押し売りする者もいる

世界はいつまで経っても
晴れ上がることがない
悪意や煽り運転や詐欺や
ウクライナやガザや
天気にいろんな空模様があるように
人世界にもいろんな空模様がある

なんて割り切ることはできないなあ

定型と反定型や非定型たちから
一歩退いた場所に座り込み
コマーシャルの洪水にも知らん顔で
梅雨の晴れ間の気分
気軽に言葉を放ち
言葉たちを転がしてみる
(ああ それもいいね)
(それがいいよ)