詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6418-6421詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6418 遙か時間の彼方から 言葉が降り積もり積もって 今では自然に飛び交っている 6419 この世界に生まれ落ちたら バウバウとつぶやきながら 言葉通りをよちよち歩き出す 6420 数限りない小さな波に乗って ふと気づくと 青年はことばの人になっていた 6421 言葉の今はいつもくすんでいる バタバタと足音がして まぶしい朝が始まる