詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6385-6388 | nishiyanのブログ

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この列島の一住民です。(九州)
今までにない最悪の復古的イデオロギー政権を退場させるため消費(GNPの約6割を占める家計消費)を意識的に控える活動を広めることを開始。2017.12.14に休止。★ひとり継続中。

詩『言葉の街から』 対話シリーズ



6385
文字の無機質な表情から
何度もすべり下る
ことばの人のおぼろげな姿が浮かぶ



6386
静まった薪(たきぎ)から
小さな火が付いて
言葉の通りがぱあっと明るくなる



6387
言葉の像が花火みたいに打ち上がる
喜びもあれば血の滲む姿もあり
秘匿されたひみつの匂いもする



6388
夏の夕暮れのにぎわいに
うっとりしながら
読者はどこかクールだ