詩『言葉の街から』 対話シリーズ 5981-5984 | nishiyanのブログ

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この列島の一住民です。(九州)
今までにない最悪の復古的イデオロギー政権を退場させるため消費(GNPの約6割を占める家計消費)を意識的に控える活動を広めることを開始。2017.12.14に休止。★ひとり継続中。

詩『言葉の街から』 対話シリーズ



5981
人間社会にほとんど取り込まれてしまった
天と地が分離してしまった 言葉の壮年期
地で働くばかりは嫌じゃないが窓がない



5982
言葉の壮年の効率競争成果らが
社会の主流を覆(おお)い
カチカチ山に日が上り日が沈む



5983
世界は人間界の区分された小社会
を日々行き来して 疲労野
詩の言葉はひとりひとりの奥深く潜(ひそ)んでいて



5984
夜更けに脱け出た専門詩人たちは
遠くまで耳を澄ませながら
歌の不在の詩を歌い始める