詩『言葉の街から』 対話シリーズ 1870-1873 | nishiyanのブログ

nishiyanのブログ

この列島の一住民です。(九州)
今までにない最悪の復古的イデオロギー政権を退場させるため消費(GNPの約6割を占める家計消費)を意識的に控える活動を広めることを開始。2017.12.14に休止。★ひとり継続中。

詩『言葉の街から』 対話シリーズ



1870
張り詰めなくても瞬時に
織り上がる言葉
〈わたし〉には古い遺伝子も起動している



1871
〈ぼく〉〈俺〉〈自分〉と
手を替え品を替え
ても同じ言葉の海から浮上する



1872
濡れた言葉の葉葉からは
深みから
いくつもの朝の匂いがする



1873
言葉をちぎってもんでみる
あの遠い
村のはじかみの匂う