詩『言葉の街から』 対話シリーズ 1852-1856 | nishiyanのブログ

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この列島の一住民です。(九州)
今までにない最悪の復古的イデオロギー政権を退場させるため消費(GNPの約6割を占める家計消費)を意識的に控える活動を広めることを開始。2017.12.14に休止。★ひとり継続中。

詩『言葉の街から』 対話シリーズ



1852
確かに前を見ている
けれども
ぼんやりしていることはある



1853
先生に叱られる少年も
職場で
注意されている人もまた



1854
次々に繰り出される言葉の
力線に
乾いた言葉か沈黙で迎え撃つ



1855
別のクリアーな流れに浸かって
じいっと
自分の身も心も抱きかかえている



1856
そんな踏み固められた世界が
ひっそりと
言葉の街の裏手にはある