お正月の破魔矢や、お詣りになって受けられた御神札、撤饌の小菓子や御神酒、
等々を、皆様は各ご家庭にお持ち帰りになる訳ですが、
御自宅に戻られましたら、どうぞそれらを袋から出して、
それぞれにお祀りになり、撤饌の小菓子などはお召し上がりになってください。
破魔矢はビニール袋を外して、神棚や床の間、あるいはお部屋の高いところに
一年間、飾っておかれると良いと思います。
御神札は、神宮大麻(じんぐうたいま。お伊勢さん内宮の御ふだ)のように
薄紙に包まれているものは、その紙をはがしてからお祀りください。
御守りも、白い紙袋から出して、神棚など高いところにお祀りになるか、
お財布やカバンの中などに入れて、いつもお持ち歩きになるのも良いことです。
ときどき、お授けしたときの紙袋のまま、一度も手も触れずにいらしたのでは、
……と思ってしまうような、新品同様の状態で、
一年が過ぎて古札入れに納められているものがありまして、
それはそれは大切にされていたのだろうなと想像はしておりますが、
どうぞそれぞれ、紙袋や包み紙から取り出して、然るべくお祀りして、
或いは御守りとしてお持ちになってください。
撤饌の小菓子は「お下がり」ですので、どうぞ賞味期限内にお召し上がりください。
御神酒やお清め塩などを受けられた場合は、
お清めにお使いになっても良いですし、お料理等にお使いになっても構いません。