「お祓いでもしたら?」 | 広島市安佐南区伴中央 岡 崎 神 社

広島市安佐南区伴中央 岡 崎 神 社

広島市安佐南区伴中央一丁目11番9号 
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良くないことが続いたり、悩みごとが解決しなかったりすると、一般的に、

「お祓いでもして貰ったら?」

という話に、よく、なります。

どうも悪いものがいて、禍をもたらしているので、

それを氏神さまの御前で祓っていただければ、改善するだろう、という感覚ですね。

 

神道では、常に「お祓い」をしますので、その考え方は当たっています。

罰や祟りがありそうだという、はっきりとした「身に覚え」がないときでも、

日々、知らず知らずのうちに、ゴミやホコリのように、災いのもとがたまってきて、

身辺に良くないことを引き寄せます。

神道ではそれらを、常にお祓いをすることにより、きれいにします。

その都度、祓えばよろしい、というのが神道の考え方です。

現実的に言えば、そうして御神前に詣でてお祓いを受けることにより、

心静かなひとときを過ごし、己を見つめ直し、気を取り直して再出発する、

ということに意義があるのです。

 

「禍福はあざなえる縄のごとし」

と、昔の人は良い言葉を残していますね。

災禍も幸福も、綯(な)われた縄のように表裏一体に結びついています。

氏神さまのお恵みを頂いて日々の生活がある一方で、

良くないこと・望ましくないこともまた、誰の身の上にも必ず起こるのです。

そして人間というものは、自分にとって「禍」であったことは

針小棒大に捉えていつまでもこだわる一方で、

「福」のほうは、あって当たり前のこととして、簡単に流してしまいます。

 

「禍」と「福」、どちらか一方だけしかない生活など、本来ありません。

「禍」と思われることに出会ったときには、神さまの御前でお祓いを受け、

「これでひとつ『禍』を済ませることになる。良かった」と考え、

「福」がやってきたときには、それが小さいなどと言って見過ごすことなく、

「お恵みを頂いて有り難いことだ」と、やはり神さまに感謝を捧げたいものです。