「女性は、生理中は神社に入ってはいけないのでしょうか」
と時々ご質問があります。
昔々には、血を穢れ(けがれ)と捉えていた時代も確かにありました
期間中は神社の敷地に入らないとか、家の神棚の掃除等に手を出さないとか、
様々な戒めがあったようです。
ですが、もはや時代は変わったと考えていただいて良いでしょう。
参拝客の方は、何も御心配になることはありません。
お詣りされたり社頭祈願を受けられる際に、生理中かどうかによる制限は、ありません。
古い時代には、今のような衛生用品もありませんでしたから、
手当をしていても、衣服その他を汚してしまうことがあり、
生理中や産後など、文字通り「穢れ=汚れ」となることを
心配されたのであろうと思われますが、現代はそのような状況ではありません。
御気分や御体調に無理のないようにしていただくのが最善ですので、
生理中等の事情により、気持ちが乗らないとか、体が怠い等のときに、
御参拝等を控えられるのは、勿論ご自由です。
生理のとき神社に入ったら神さまに祟られる、等の話ではありませんので、
普段と変わらず心身お元気であれば、どうぞ御心配にならずにおいでください。