お供えものの話 | 広島市安佐南区伴中央 岡 崎 神 社

広島市安佐南区伴中央 岡 崎 神 社

広島市安佐南区伴中央一丁目11番9号 
アストラムライン「伴中央」駅より 約800m 徒歩10分
アストラムライン「大原」駅より 約900m 徒歩11分
参道入口右側に駐車場あり

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岡崎神社社務所 082(848)3828

各地区のお祭りに参りますと、準備をされる方々が「お供え」の内容や並べ方について

いろいろと心配され、試行錯誤をされていることを感じます。

何と何をお供えすれば良いか、お三方(さんぼう)の並べ方はこれで良いか、

等々、よく地域の総代さんや世話人さんの方々からご質問があります。

 

どのようなお祭りでも、必須アイテムは「米」「塩」「酒」「水」です。

この四品は最も重要なものとされています。

私たちが生きて行くためにも「米」「水」「塩」は欠かすことのできないものですから

(人によっては「酒」もですね!笑)、神様がお恵みくださっているものの中でも

一番大切な、価値あるものを、お供えとして必ず捧げるという考え方であろうと思います。

 

そのほか、「海のもの」「山のもの」を適宜、お供え戴くのが一般的です。

「海のもの」は「鯛」が定番ではありますが、例祭当日に気温が高いと傷むのが心配だったり、

祭典後にお下がりとして分けるのも難しい等、扱いに配慮の要る点が多いので、

「いりこ」「昆布」など乾物等で代用されるのも全く構わないと思います。

また、生魚でなく焼いた魚でも、作法上問題がある訳ではありません。

「山のもの」は野菜・果物等です。彩りが美しいと祭典としても華やかになります。

 

では祭壇でどのように配置すれば良いかですが、これがまた、様々な考え方があるようです。

とりあえず、最重要である「米」が最上段の「真ん中」というのはどのような場合も変わりません。

その向かって右側に、三方(さんぼう)に乗せた酒や水、塩などを置き、

向かって左側に魚(尾頭つきの場合は、神様から召し上がって戴く向きに置きます。

魚のお腹を神殿に向け、向かって右が頭、左が尾、になります)、

下の段の右半分に野菜、左半分に果物、の三方を複数ずつ配置することが多いですが、

ひとつでも外れたらルール違反、などということはありません。

本やインターネットで調べてみても、様々なお供えの仕方が出ています。

 

大切なのはお供えをする「心」であって、見栄えが問題なのではありません。

その神社なりに長年、つづけてきたやり方は尊重されて然るべきですし、

お供えものの内容も年によって異なることでしょう。