里見香奈女流4冠津山に来たる! | 岡山県将棋情報

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里見香奈女流4冠IN津山、講演会+指導対局会が行われました。

先日来、8月5日は里見香奈女流4冠の「将棋を通して学んだこと」の演題でご講演いただくことをおしらせしており、本日朝10時に関係者数名で津山駅にお出迎えさせていただきました。

そのあと少し近くのホテルレストランでお茶をして将棋盤のできるまでの見聞をされ、昼食会へと向かった。12時25分には食事会場をあとにしていよいよ講演会会場に到着、12時40分頃到着。すると既に11時40分頃からボツボツとご来場のお客様が・・・(;^_^A

第一部の講演会(津山市文化連盟主催)の開場は1時で第二部の指導対局(日本将棋連盟津山支部主催)の受付も1時からスタートしました。

第一部に集まったのはおよそ100名余でした。当日は夏休みに入り海や山、ふるさとにお出かけされる方もいたり、津山では夏の最大イベント、ごんご祭り・花火大会がありなかなか参加できないご家族もあったと思いますがこの数はよく集まったといえますね。これも演者の里見4冠の人気によるものと思いました。

最初に津山市文化連盟会長の八木様からご挨拶があり里見4冠のご紹介をいただきました。

里見4冠は指導対局とかは過去に沢山経験されているのですが、こうした講演会はほぼ今回が初めてという。レジュメも用意されている様子もないし、ちょっど大丈夫かな?と講演前に内心、心配していたが、いざ始まるとかなり落ち着いてお話されたので「さすがの人だ」なぁとつくづく感心、上に書いた通り、演題は「将棋を通して学んだこと」だった。

私はカメラ撮影や部屋の外に設営していた指導対局デスクについたりで出たり入ったりだったので聞き逃したところもあったが、ご自身のこれまでの将棋人生を振り返って自身の好きな将棋を尊重してやらせてもらった。こどもたちにはやりたいことをやって悔いのない学生生活をさせてください。こどもに「これをしなさい、あれをしなさい」ではなく好きなことを伸ばしてあげてほしいと語った。確かにおっしゃる通りで主体性がなくいやおうなしにやってる子と好きだから一生懸命する子では伸びも違いますね。
また将棋の勉強は努力しても目に見えて強くなるものでもない。半年後、1年後、もしかしたらそれ以上たっても報われないかもしれない。ですが努力無くして絶対手に入るものではない。こどもたちは自分の目指すもの、1つの目標に向かって頑張ってほしい。人生は一度きり。自分もこれからやりたいことを見つけていこうと思うし、多くの人に何かを与えていければ・・・と結ばれた。

今回のイベントでメインで動かれたNサキ先生、講演内容をメモされていました。とても熱心です!

昨年7月に今泉健司四段の講演会もよかったが本日の講演会、とても素晴らしい内容、講演の運びだったと思いました。里見4冠、ありがとう!また本日の講演会の設定を主体的に行われた津山市、および津山市文化連盟の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

講演はお客様からの質問も含めて予定通り3時過ぎに終了、3時30分から会場を設営しなおして第二部の指導対局に衣替えをして将棋ファン向けの里見4冠の指導対局が始まった。

指導対局には16人がエントリされ最終局は5時40分頃までかかる大熱戦が続いた。どの対局も時間のない中で終局後丁寧な感想戦をしてくださったのは参加者もきっと堪能されたのではないでしょうか。最後は最終バスの時間が迫る中、対局および感想戦を急がせてしまったのは運営側の手落ちで申し訳ありませんでした。謹んでお詫び申し上げます。ちなみに本日の指導対局でアマ側勝利は6勝で、そのうちこどもの勝利は4勝、こどもには特に優しい先生でした)

帰りは花火大会のため駅周辺が込み合うことが予想されたため津山インターのバス停まで見送りをしました。里見4冠の今後の益々のご活躍とご多幸を祈念申し上げます。