ネットでニュースを見ていると、宮間あや岡山湯郷belle退団、契約満了と出ていました。
契約満了。
ワールドカップを制して、女子サッカーが盛り上がり、プロ化して、契約があり、男子の世界に近づいて来ましたよね。
僕がコーチをさせていただいているときは、宮間選手は17歳。全力でボールを追いかける彼女の姿を思い出します。
当時はサッカーを好きな女の子たちが美作の地に集まり、仕事をしながら、なでしこリーグ昇格を目指して頑張っていました。チームが選手を切るということはもちろんありませんでしたし、続けたい人はいつまでも続けれる。そんな笑顔あふれる毎日でした。
でもトップリーグに上がれば勝負の世界、勝ち続けなければいけない世界はそうはいかないのかもしれません。
共に頑張って来た選手が引退し、新しい選手が入団。僕自身チームを離れてからもこのチームの成長を見守って来ました。地元の自慢のチームですからね。時代の流れとともに自分たちが染めて来た色は新しい方々に塗り替えられ、湯郷belleは有名になっていきました。
昇格当時は700人も入れば、今日は多いなぁ!あの頃が懐かしいです。
試合当日、雪が積もればボランティアの方々とスタッフ選手も一緒になって雪かきをしたのも覚えてます。
かじかむ手を我慢しながら、選手たちに全力でプレーをさせてあげたいという皆さんの心を動かすことの出来るのが湯郷belleでしたね。
あの頃が湯郷belleの原点ですね。
地域に愛され、地域と共に成長をする。
宮間選手の退団は寂しいですが、あの頃を思い出し、新しい岡山湯郷belleが力を取り戻し、またトップリーグに戻ることを期待したいですね。
そしてあや、お疲れ様。ありがとう。今後の活躍を心から祈っています。