大事なのは「自分で決める。自分が心地よい方法を見つける」 | 「お片付けノート」で片付け体質になりました!

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元・片付けられない人間が「お片付けノート」で3週間で片付け体質になりました!整理収納アドバイザーmocaのお片付け記録。

お片付けノートを通して、自分の基準で自分に合ったお片付けできるようになってからは、片付けに関する情報(片付け方や収納方法など)を必要としなくなりました。なのでしばらく片付け本を買うことはなかったのですが…どこの書店でも平積みされていて、どうにも気になる「服を買うなら、捨てなさい」。

「どうしようかな~『服の処分』はもう出来るんだよなぁ…」と思いながらも、
Amazonのレビューを見てるうちにどうしても読みたくなって購入。
 

こ・れ・は、買ってよかったです!
いわゆる「お片付けの本」ではありませんでした。

私にとっては、ここ数年、いわゆるアラフォーになってから感じていた
ファッションに対するモヤモヤを吹き飛ばしてもらえて、
晴れ晴れとした気分と明確な指針を持って、
またファッションと買い物をワクワクと楽しめる考え方やワードローブとの付き合い方を気づかせてくれる本でした。ファッションが好きだからこそ、色々考えすぎて固まっていたコリをほぐしてもらった感じです。読んでて気持ちよかったー!

すでに洋服はずいぶん減らすこともできていたし、
新陳代謝させながら管理するのも難しくはない状態だったんですが、「年代もライフスタイルも変わった今、若い頃のような、とっかえひっかえする楽しさとは違う楽しみ方をしたい」と思いつつも、それがどういうことなのかがかわからないまま、ファストファッションやプチプラや、それほど満足度の高くない買い物をしてお茶を濁すような日々だったんですよね。

いまの私に一番必要なのは自転車送迎できるファッション
SOHOなので「どうせ家と園の往復だし…」と手間もお金もかける気力がイマイチ湧かず…でしたが、むしろそれが毎日メインで着てるファッションなんだから、そこで一番好きで似合うモノを着ないと!と納得できました。

タイトル通り、買うなとは言ってません。むしろ買うこと自体は推奨してるんですよね。
そして読んでる最中から「アレとアレとアレは処分だな…」と思い浮かぶモノ多数(笑)

早速、読み終えた帰りに、履き心地もデザインも気に入った靴を一足購入。

欲しかったシルバーの靴を買いました

A photo posted by moca (@moca_note) on



 
帰ってから4足サクッと処分しました。
その後数日でさらに2足手放したので、だいぶシューズクロークもスッキリ。
「こどもを抱いて歩けるようにぺたんこで、自転車漕げて、脱ぎ履きが楽で、砂埃だらけの園庭も歩けて、なにより自分の好きなファッションに似合ってて、いまの気分!」というあらゆる条件に合致したこの靴は、ほぼ毎日仕事に登降園にと大活躍しています。「こういうことだな!」としっくりきました。

昔アパレルにいた頃は「靴もたくさんの中から毎日着替える感覚が素敵☆」という価値観だったので、毎月1足ずつ買うために、給料日後は百貨店のインポートシューズのフロアに行くのが楽しみだったなぁ。通勤はスニーカーで仕事場で履き替えて、帰宅後は手入れしてから戻して…と大切に履いていました。インポートのものは幅広甲高の足に木型があってないものも多くて、それでも痛くてもデザインが好きだからガマンして履いてました。若さと気合がなせる技ですね。

片付け始めてからは、それらの靴も徐々に手放してたんですけど、この本を読んでさらに減らす決心ができました。とは言えけっこうその当時の価値観を引きずってたんだなぁ。良くも悪くも《自分の中の素敵と思ってた価値観》なので、変えたり否定したりはしにくいですよね。

「あの頃はそれが楽しかったし、そうしてた自分も素敵だった。でもいまはいまのライフスタイルに合った素敵を楽しもう!」と素直に思うことで、自分が思う『大人としてのファッション』というネクストステージに、やっと脚をかけることができた気がしています。

個人的には「他人の影響で行動や価値観が一気に変わるのはけっこうアブナイ」と思ってる方なのですけど(笑)この本は「もう少しで解けそうなんだけど…う~んう~ん…」という問題に対して、答えを教えてもらうんじゃなくて「公式」みたいなヒントを教えてもらった感じです。自分の中でそれらの問題がサクッと解けるようになって「いま何を着たらいいのか、これからどういうものを買っていきたいのか」がサーッと見えてきました。

お片付けノートを通して、どんなことでも他人の基準ややりかたに合わせるのではなく「自分で決める。自分が心地よいやりかたを見つける」ということが一番大事と理解できているいまだからこそ、これからぐっとワードローブの整理も買い替えも楽しめるだろうと思っています。
いままでファッションを楽しみたいからショッピングしたり、ファッション雑誌を開いていたはずのに、それらでは得られなかったワクワクする「あの目線」を取り戻せたのが本当にうれしいです。
まずは、うだるようなこの暑さの8月頭に買ったのはダウンベスト!
毎年「着たいなー」と思う時期には欲しいと思うものは売り切れていて、私のワードローブにはなかったアイテムなのでコーディネートを考えるのも楽しみです。

「あんなに好きだったのに、なんか前ほどファッションが楽しくないのはなんでだろう?」と思っている大人には本当にオススメ。あのワクワクドキドキが、新しいカタチで帰ってきますよー!