'22-'23シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第15節(シャルケvsバイエルン) | Day Dream Believer

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Guten Tag!!!


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。


今節はアレーナ・アウフ・シャルケにて
日本代表吉田麻也擁するシャルケ(S04)の
ホームに乗り込んで対戦し、
2-0でシャルケを破ってリーガ6連勝、そして
首位を堅持してW杯へ臨むこととなりましたアップ
※試合は現地時間11/13(日)に開催されました。


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ブナ・サール
■トーマス・ミュラー
■アルフォンソ・デイヴィス
■サディオ・マネ(腓骨の負傷)


さて、試合の方ですが、2年ぶりにドイツ/ブンデスリーガで
戦う赤いチームと青いチーム…しかもバイエルン側には
ノイアー、ゴレツカ、ザネ、チュポ=モティングと古巣対決となる
選手もいる為、感慨深いところがあります。
そんなバイエルンは右SBにキミヒが入り、中盤の底にはゴレツカと
ムシアラが入りますがムシアラが流れの中で前向きにプレーする
ことを考えるとこの試合のバイエルンの布陣そのものが前向きで
あるということが、アウェイゲームだとしても分かるでしょう。
そのバイエルンは立ち上がりからボールをキープしつつ
ラインを上げてジワジワとシャルケを自陣に押し込み、
流れの中で一列上がったムシアラがバイタルエリアの狭い
スペースにもかかわらずパスをつなごうと試み、その両脇では
ニャブリとコマンがこぼれ球に反応して詰めようとしており、
シャルケ陣内では赤い壁が作られています。


ただ、バイエルンの布陣に対し同じような構成で臨むシャルケは
マンツー気味に対応して巧みにバイエルンのスペースを埋め、
時には中盤が最終ラインまで下りて6バック的な布陣を敷いて
特にチュポ=モティングが下りてきてパスを受けて前を向く
プレーを防いでおり、バイエルンがハイラインを保ちながらも
中盤までシャルケにシュートをほとんど許さないことに対して
バイエルンもシャルケから決定機を作らせてもらえません。
普段は中盤の底に居座り展開力のあるキミヒが右サイドに
いるから…ということもあるかもしれません。


バイエルンはシャルケによって中央のスペースがガッツリ
固めらていると見るや両サイドを利用し、前半27分には最終ラインの
ウパメカノから左サイドのスペースへ飛び出したコマンへ
パスが渡るとブルナーをかわしてゴール前にクロスを送ると
これにフリーのニャブリが強烈なヘディングシュートをお見舞い…
したかと思いきや、ブロックに入ったクラウスが足に当てて
これをクリアしバイエルンは決定機を迎えましたが先制とは
なりませんでした。


ただ、終盤に入り前半最後の追い込みとばかりにパヴァールや
リュカがファイナルサードまで攻め入るプレーを見せ、
バイエルンが先制点への意欲を見せると前半33分には右サイドの
CKからチュポ=モティングがニアサイドで下がりながらの
ヘディングシュートを放つもこれはGKシュヴォロフが
ボールに触ってポストに当たりゴールとなりません。
そして前半38分、パヴァールから右サイドでパスを受けたニャブリを
キミヒが追い越してスルーパスを受けボールキープすると、
再びニャブリに返し、今度はニャブリがPA内にいるムシアラへ
縦パスを入れると、ムシアラのバックヒールでのトリッキーな
落としを拾ってフリーで左足シュートを放つとボールはゴールに収まり、
バイエルンが1-0と注文通り先制します。


前半43分にも左サイドでの組み立てから
バイタルエリアの狭いスペースの中をシャルケのプレスが
かかる前にザネからムシアラ、そしてチュポ=モティングへと
パスが渡ると敵DF2人に囲まれながらもチュポ=モティングが
間を結うように右サイドにスルーパスを出すとフリーで
上がってきたニャブリがシュートを打つ前にパスを抜かれた
モーアがなんとかライン外へ蹴り出してバイエルンの決定機は
無得点に終わります。


そんなこんなで最少得点差ながらもバイエルンがリードして
前半は終了します。
後半へ続く…。


さて後半。
お互いに選手交代はないながらもここでの立ち上がりでも
バイエルンが試合のイニシアチヴを握り、どちらかというと
シャルケ陣内でのプレー機会が多く、ほぼほぼハーフコート
ゲームが展開される格好となります。
そして後半7分、バイエルン陣内左サイドでシャルケがFKを
得るも、モーアの蹴ったボールをPA内でキミヒが防ぐと
こぼれ球を拾ったザネからムシアラへパスが渡ると、
ムシアラがドリブルで運び、右サイドを上がるニャブリとの
ワンツーで再びパスを受ける頃にはもぅシャルケ陣内に。
そのままドリブルで中央を持ち上がり相手のDF陣に対して
既に数的優位に立っていたバイエルンは左HSでフリーの
チュポ=モティングがムシアラからのパスを受けると
落ち着いて右足でゴールを決め、2-0とバイエルンが
後半早々リードを広げます。


シャルケもすぐさま点差を縮めるべく反撃に移ると後半9分、
バイエルン陣内左サイドでモーアのロングスローを
バイエルンDF陣が頭で弾くもPA外ながら中央部でフリーの
クラールがダイレクトに右足ボレーでシュートを放つと
これがテローデの足に当たり、跳ね返ったボールが
ドレクスラーの足元に転がりダイレクトにシュートを放つも
これは守護神ノイアーが正面で抑えます。
しかもテローデのポジションがバイエルンDF陣がラインを
上げていた状態っでオフサイドであったとして
仮にネットを揺らしてもシャルケの得点ではなかったでしょう。


中盤に差し掛かるところで両チーム選手交代。
シャルケはカラマンに代わってラーションを、
そしてバイエルンはザネに代わってデ・リフトが入ります。
これによりそれまで右SBだったキミヒのポジションが
一列上がる格好となり、パヴァールが右SBに戻ります。
おそらくこちらのかたちの方がしっくりくるのでしょう。
続いてシャルケはビュルターに代わってバイエルンの
リロイ・ザネの弟、シディ・ザネが入ります。
ただ、バイエルンは既に兄レロイが退場していた為、
兄弟対決とはなりませんでした。


お互いに交代選手が入った直後ですが、
後半22分にバイエルンは自陣ゴール前での
ビルドアップから、リュカが受けたボールを右サイドに
大きく展開してパヴァールがスライディングパスした
ボールをコマンが受けるとドリブルで内へ切れ込み、
中央でフリーのゴレツカへパスします。
これをゴレツカがライン裏へ飛び出すムシアラを見ており
ワンタッチでスルーパスを送ると、パスを受けたムシアラが
相手DF2人を背負いながらもゴールへ押し込み、
バイエルンの3点目かと思われましたがムシアラがパスを
受けた時にオフサイドを取られた為、バイエルンの得点とは
なりません。


試合終盤になったところでシャルケはドレクスラーに代えて
ラッツァを、そしてブルンナーに代えてアイドゥンを入れて
このタイミングながら交代枠5人分を全て使い切ります。
しかし、シャルケにフレッシュな選手が入ったにも
かかわらず、勢いが止まらないバイエルンは後半32分に
自陣ゴール前から間延びしたシャルケの守備ブロックを
尻目に手短に縦に繋ぐと中盤でパスを受けたウパメカノから
右サイドのコマンにつなぐと、コマンがドリブルでPA内に
侵入すると中央でフリーのムシアラへクロス。
これをムシアラがワントラップからシュートを放つも
GKシュヴォロウにセーヴされてしまいます。
この後バイエルンはコマンに代えてフラーフェンベルフを、
そしてムシアラに代えてヴァナーを投入し、ここで交代枠を
全て使い切ります。
W杯前最後の試合でしたし、体力温存も考慮したのでしょう。


残りの時間はバイエルンがシャルケの前線のプレスの甘さを
利用してファイナルサードまで攻め入るもゴール前に来ると
相手の懸命な守備の前にゴールを挙げることはできません
でしたが、逆にシャルケにも決定機を許さず、
試合はバイエルンが2点リードのまま終了。
15節ながらリーガ首位を守ってW杯へ突入、ここで一旦リーガは
中断となりました。


戦績:10勝4分1敗(勝ち点:34)
得点:49、失点:13
順位:首位


サッカーゴール

▼バイエルン

前半38分:ニャブリ
後半7分:チュポ=モティング

▼シャルケ

ゴールなし


■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:キミヒ、パヴァール、ウパメカノ、リュカ・エルナンデス(→スタニシッチ)
CMF:ゴレツカ(→ザビツァー)、ムシアラ(→ヴァナー)
OMF:ニャブリ、レロイ・ザネ(→デ・リフト)、コマン(→フラーフェンベルフ)
FW:チュポ=モティング

イエローカード:なし

監督:ユリアン・ナーゲルスマン

○シャルケ

GK:シュヴォロウ
DF:ブルンナー(→アイドゥン)、吉田麻也、マトリチャーニ、モーア(→コロジェチャク)
CMF:クラール、クラウス
OMF:カラマン(→ラーション)、ドレクスラー(→ラッツァ)、ビュルター(→シディ・ザネ)
FW:テローデ

監督:トーマス・ライス


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)