'21-'22シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第3節(バイエルンvsヘルタ・ベルリン) | Day Dream Believer

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人の心に何かを伝えるというのはすばらしい事だと思います(V)o¥o(V)


Guten Tag!!!


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。


今節は前節より増して約25,000人の観客が入った
アリアンツ・アレーナにてヘルタ(BSC)と対戦。
試合は終始ヘルタを圧倒したバイエルンが
5-0で勝って気持ち良く代表ウィークに移る
ことができる試合となりましたアップ
※試合は現地時間で8/28(土)に開催されました。


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■リュカ・エルナンデス
■バンジャマン・パヴァール
■マルク・ロカ


さて試合の方ですが、
アウェイながら相手のヘルタがバイエルンを
おそれず前向きにインテンシティの強い
プレーをしてきて、バイエルンの後方での
パス回しをカットしたゼルケが開始2分で
いきなりノイアーと1vs1になりシュートを
放つ場面から始まります。
これはゴールから飛び出していたノイアーが
横っ飛びキャッチングでピンチを免れましたが。


ちとヒヤッとさせられたバイエルンですが、
前半6分、幅を取りつつタッチライン際に
張っていたニャブリへパスが渡ると、
細かいタッチでヘルタのプレスをかわすと
中央のムシアラへパスを送ります。
そのムシアラから逆サイドをフリーで
上がってきたデイヴィスへつなぐと、
デイヴィスはドリブルで相手のDFを下げさせ
味方が上がってくるタメをつくると
ゴール前へ低空クロスを送ります。
これを待っていたレバンドフスキですがスルー。
そして、レヴィの裏からフリーで上がってきた
ミュラーがダイレクトに右足で合わせ、
ボールはゴール左下隅へ突き刺さり、
早い時間にバイエルンが1-0と先制します。


先制シーンもそうでしたが、バイエルンの
攻撃での組み立て方法としては、
タッチライン際へ張り、高い位置を取る
両SB…特にデイヴィスへつないで再び中央へ
返し、その間にオーヴァーラップして
相手陣内深くへ侵入して崩しのオプションと
なるプレーを展開。
逆に右サイドでは守備的なスタニシッチに
代わってタッチライン際に張るニャブリや
ミュラーがパスを受け取ってその後の
展開へつなぎます。


対するヘルタは、先制を許しながらも
バイエルンに対して攻撃的な姿勢が
怯むことはないようですが、
ヨヴェティッチが負傷して前半19分に
ディルロスンと交代せざるを得なくなって
しまいます。
これが双方にとって試合の流れに影響
した訳ではないと思いますが、
これ以降試合はしばらく停滞します。
しかし、ネガティヴトランジションの
巧さでヘルタを上回るバイエルンが、
ゴールこそないもののヘルタにボールを
奪われても素早いプレスバックで
すぐさま奪い返し、ヘルタ陣内でプレーする
時間が長いです。


そして前半35分、バイエルンが中盤左サイドで
ボールをキープするもデイヴィスが
リュケバキオに奪われてしまいます。
しかし、ヘルプに入ったゴレツカが奪い返すと
バイエルンがここからカウンターを発動し、
ヘルタの守備陣形が整う前にゴレツカが
一気にゴール前まで持ち上がります。
ただ、正面は固められていた為、右サイドに
開いたニャブリへ一旦開き、
ニャブリがゴール前へクロスを送ると
フリーのレバンドフスキがヘディングシュートを
放ちます。これはクロスバーを叩いてしまいますが
こぼれ球に飛び込んだレバンドフスキが再び
頭で流し込み、2-0とバイエルンがリードを
広げます。
そしてレバンドフスキはリーグ16試合連続で
得点を挙げ、故ゲルト・ミュラー氏の記録に
並びます。


そんなこんなで前半はバイエルンリードで終了。
後半へ続く…。


後半に入り、バイエルンはウパメカノに代えて
ニアンズを投入します…ケガでもあったでしょうか…
特に何かあったようには見えませんでしたが…。
まぁ、それでもビルドアップの精度、守備力に
大きな差は見られないようです。
ヘルタは高いラインを敷くバイエルンのDF陣の
裏を突くことが同点へのアプローチかと
思いますが、陣形が整っている時のバイエルンの
守備を崩すのは至難の業だと思います。
かつてデュッセルドルフ時代にバイエルンから
ハットトリックをやってのけた右SHの
リュケバキオですが、デイヴィスがしっかり
間合いを詰めて対応している為、
ここまではガッチリ抑えています。


そんな強い圧力を高い位置からかけてくる
バイエルンの守備をかわすのも一苦労なんですが
後半4分、ヘルタが自陣右HSでアスカシバルが
ボールキープしていたところ、
ミュラーのプレスからインターセプトすると
PA内でフリーだったムシアラへパス。
ややトラップをミスした気がしましたが、
右足で狙いすましたシュートをゴール右隅へ蹴り込み、
3-0と逆にバイエルンがリードを奪います。


後半も中盤に入るとヘルタはニアンズとの交錯により
負傷したゼルケに代えてリヒターを投入。
また、リュケバキオを諦めベルフォディルを、
ゼーファイクに代えてクリュンターを投入します。
そしてバイエルンも1ゴールを挙げたムシアラに代えて
サネが投入されます。
バイエルンは後半20分過ぎにもニャブリに代えて
コマンを投入します。
バイエルンは後半開始から投入されたニアンズが
ビルドアップの際、パスミスがあったりして
中々スムーズにヘルタ陣内に攻め入ることが
できてません…が、
後半25分、右サイドを攻め上がるとキミヒと、
下がっていたミュラーを経由して左サイドのサネへ
渡します。
サネがドリブルで相手2人をかわすとミュラーとの
ワンツーでDFライン裏へ抜け出し、
ゴール前に上がってきたレバンドフスキへ
ラストパスを送ると、レバンドフスキが左足で
押し込み、4-0とします。
これでレバンドフスキはドッペルパックに加え、
バイエルンでの公式戦300ゴールをマークします。
※ちなみに最多記録は566点のゲルト・ミュラー。

また、開幕から期待されたようなプレーを
披露できていないサネにとっても結果が出たのは
良かったのではないでしょうか。


ここまでくるとバイエルンの慢心がない限り、
ヘルタにとって勝ちはおろか分けすら難しい
展開になってきましたが、
パスミスで流れたボールをキミヒが全速力で
追ってタッチラインを割る前にカバーする
ところを見ると、バイエルンにまず油断は
なさそうです。
ヘルタの戦意にもよるのでしょうけど、
決定的なシーンでヘルタにボールを渡さない
バイエルンの守備はここまで盤石なようです。
たぶん、後半ここまででノイアーが危険に
晒されるシーンはなかったと思います。


そして後半39分、バイエルンが左サイドで
CKを得ると、キミヒの蹴ったボールは
ファーサイドで待っていたニアンズが頭で
中央へ返すとスペースに飛び込んできた
レバンドフスキがジャンピングヘッドで
流し込み、この日ドライアーパックを
達成して5-0とします。


ヘルタもこの直後ようやくバイエルンDF陣の
裏を取ってベルフォディルが飛び出しに
成功したかと思いきや、割と分かりやすい
オフサイドを取られ万策尽きた感があります。


そんなこんなでナーゲルスマン政権
2勝目を挙げたバイエルン。
(もぅ過ぎたことですが)この後代表ウィークに
入る為、リーグ戦のイイ流れを持って再び
帰ってきてもらいたいと思います。


戦績:2勝1分(勝ち点:7)
得点:9、失点:3
順位:3位


サッカーゴール

▼バイエルン

前半6分:ミュラー
前半36分:レバンドフスキ
後半4分:ムシアラ
後半25分:レバンドフスキ
後半39分:レバンドフスキ

▼ヘルタ・ベルリン

ゴールなし


■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:スタニシッチ(→サール)、ウパメカノ(→ニアンズ)、ズーレ、デイヴィス
CMF:キミヒ、ゴレツカ
OMF:ニャブリ(→コマン)、ミュラー(→チュポ=モティング)、ムシアラ(→サネ)
FW:レバンドフスキ

監督:ユリアン・ナーゲルスマン

○ヘルタ・ベルリン

GK:シュヴォロウ
DF:ゼーファイク(→クリュンター)、ボヤタ、シュタルク、ミッテルシュテット
CMF:トゥザール、アスカシバル
OMF:リュケバキオ(→ベルフォディル)、ゼルダー(→ダリダ)、ヨベティッチ(→ディルロスン)
FW:ゼルケ(→リヒター)

監督:パール・ダールダイ


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)