EURO2020 グループF フランスvsドイツ | Day Dream Believer

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人の心に何かを伝えるというのはすばらしい事だと思います(V)o¥o(V)

バイエルンの'20-‘21シーズン終了を受け、

今度はドイツ代表の出場するEURO2020の

マッチレポートを書いてみようと思います。

普段、ドイツ代表の試合は観られてないので

上手くは書けないと思いますけど

宜しくお願いします。



さて、ドイツ属するグループFでの初戦は

フランス代表とミュンヘンで対戦する訳ですが、

試合の開催されるフスバルアレーナ・ミュンヘン...

アリアンツ・アレーナはドイツとフランス合わせて

12人の代表選手を送り出しているバイエルンの本拠地

ていうことで、ある意味見慣れた光景になります。

そんなドイツ代表の初戦ですが🥵

フランス代表に0-1と敗れてしまいました⤵️

※試合は現地時間6月15日(火)開催。



さて、試合の方ですが、

キックオフ直後はドイツがボールをキープして

ゲームのイニシアチヴを握って進めようとする

構図が見られます。

3バックのギンター、フンメルス、リュディガーを

起点にビルドアップが始まると、

中盤のクロース、ギュンドアン、更には右WBに配置されているキミヒが主なパスの供給源となり、

右のキミヒとは異なり純粋なワイドの選手である

左のゴーゼンスや、前線のハフェルツ、ミュラー、

ニャブリがポジションを入れ換えつつ

フランスDF陣の裏のスペースを狙って動き出す

プレーが見て取れます。

元々は中盤が本職である右WBキミヒも積極的に

タッチライン際を駆け上がって相手陣内深くへ

侵入してはクロスを送ってチャンスを演出します。



ドイツの敷く3-4-2-1に対して、

4-3-3と合致しないシステムを敷いてくるフランスは、

両サイドでSBとWG2人がいてドイツの両WBに対して

数的優位に立ち、特に左サイドのリュカと

スピードのあるエンバペのコンビネーションから

ドイツ陣内深くまで侵入し、やや角度のない所から

でもシュートまでつなぎます。



そして前半20分、

フランスの攻撃からドイツ陣内右サイドで

スローインを得ると、パヴァールが投げたボールを

ポグバがドイツDF2人を背負いながらも収め、

パヴァールへ渡すと、そこから中のベンゼマを経由して

再びパスがポグバへ渡ると、

ポグバが左サイドをフリーで上がってきたリュカへ

サイドチェンジのロングパスを送ります。

PA内へ侵入してきたリュカがゴール前へクロスを送ると、これをクリアしようとしたフンメルスが

蹴ったボールがなんとドイツゴールに入ってしまい、

OGでフランスが0-1と先制します。

クリアを試みたフンメルスでしたが、ボールが

ショートバウンドして非常に蹴りにくかったと思います。



先制を許してしまったドイツですがしかし

慌てる様子はなく、自分達のスタイルを保って

パスを散らしてフランス守備陣を揺さぶろうと試みますが、

3人のMFdr中央をしっかり固めてくるフランス守備陣の

敷くブロックは非常に強固なものでドイツは

空きスペースを見出すことが容易ではありません。

しかもフランスは自陣でドイツからインターセプトに

成功すると左で待っているスピードのあるエンバペを

起点としたカウンターを発動させることができるだけに

注意が必要ですが、そこはドイツ守備陣も素早く戻り、

フランスにカウンターを許しません。



そんなこんなで前半はフランスリードで終了。

後半へ続く...。



後半に入っても両チームともに変化は加えず、

前半同様の顔ぶれで試合に再び臨みます。

この日ボール支配で上回るドイツに対してフランスは

実際にドイツゴールに迫っている回数では上回っており、

後半7分にもドイツ陣内左HSでラビオの裏への抜け出しに

エンバペがスルーパスを送り、抜け出しに成功した

ラビオが左足でシュートを放つと、ノイアーは逆を

取られた格好になりましたがシュートは左ポストに

弾かれドイツはピンチを免れます。



対するドイツは後半9分、

フランス陣内でパス交換しつつ相手ゴールへ迫ると、

ギュンドアンとミュラーのパス交換の間に大外から

ゴーゼンスがフリーになるスペースを生み出すと、

ギュンドアンからパスを受けたゴーゼンスがゴール前に

送ったクロスに対してファーサイドでフリーとなった

ニャブリがダイレクトに右足で合わせますが、

これはクロスバーの上を越えてしまい、

ゴールとはなりませんでしたが、ドイツとしては

数少ない惜しいチャンスであったと思います。



ここからドイツが試合の流れを掴み、

フランス陣内でプレーする時間が増えたような気がしますが、

ドイツはピッチを5レーンに分けたような攻め上がりを見せ、

右サイドでは大外をキミヒがオーヴァーラップしてくると、

その1個内側でボールをキープしていたハフェルツがキミヒへ

スルーパスを送ってキミヒがゴール前へクロスを送ります。

このプレーは左サイドから上がってきたゴーゼンスが

ゴール前でブロックに入ったパヴァールに対してファウルを犯したとして

ドイツはチャンスをモノにできませんでした。



ドイツの攻撃をしのぎ切ったフランスは後半21分、

自分達のペースでボールを前に運ぶとポグバの裏への

スルーパスに抜け出したエンバペが左HSで受け取ると、

PA内に侵入し、前を囲っていたドイツ守備陣の

すき間を結うように放ったシュートがファーサイド側の

ネット内側に収まってゴールとなります...が、

この前にポグバのスルーパスに反応していた

グリーズマンがオフサイドであったとしてフランスの

得点とはなりません。



試合も終盤に近づくと、ドイツはニャブリに代えて

ヴェルナー、そしてハフェルツに代えてサネと

スピードに自信のある選手を2枚投入し、

ドイツにとってファイナルサードでフランスに

ガッチリ消されているスペースを作ろうと試みます...

が、パサーではなくレシーバーにプレスをかけてスペースを

与えなかったフランスが後半40分にドイツからボールを

奪ってカウンターを発動すると、センターサークル付近から

ポグバが出したスルーパスに裏へ飛び出したエンバペが

右HSを独走すると、中央をフリーで上がってきたベンゼマにクロスを送ります。

これをベンゼマは押し込むだけでゴールへ収めましたが、

エンバペがポグバからパスを受けた位置がオフサイドであったと

VARに判定されてフランスはまたも得点を認められません。



試合終了間際にゴーゼンスに代えてフォラントを入れて

攻撃の枚数を増やして同点目指して戦ったドイツでしたが

結果的に1点を返すことができず、ユーロ初戦は黒星

スタートとなってしまいました。

今後、前回王者ポルトガル戦、そしてハンガリー戦と

厳しい試合が待ってますが諦めずに戦って欲しいもんです。



🥅ゴール


▼ドイツ


ゴールなし


▼フランス


前半20分:フンメルス(OG)


◾️出場メンバー


○ドイツ


GK:ノイアー

DF:ギンター(→エムレ・ジャン)、フンメルス、リュディガー

MF:キミヒ、ギュンドアン、クロース、ゴーゼンス(→フォラント)

ST:ハフェルツ(→サネ)、ミュラー

FW:ニャブリ(→ヴェルナー)


監督:ヨアヒム・レーヴ


○フランス


GK:ロリス

DF:パヴァール、ヴァラン、キンペンベ、リュカ・エルナンデス

MF:ラビオ、カンテ、ポグバ

FW:グリーズマン、ベンゼマ(→トリッソ)、エンバペ


監督:ディディエ・デシャン


では、Tschüss(V)o¥o(V)