'20-'21シーズン チャンピオンズリーグ準々々決勝2ndレグ(バイエルンvsラツィオ) | Day Dream Believer

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Guten Tag!!!


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。


決勝トーナメント(ベスト16)2ndレグは、
アリアンツ・アレーナにてラツィオとの
リターンマッチが行われ、
バイエルンが2-1とラツィオを返り討ちにして
2試合合計6-2としてベスト8進出を決めましたアップ
※試合は現地時間で3/17(水)に開催されました。


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■タンギー・ニアンズ
■ドウグラス・コスタ(右足中足骨骨折)
■コランタン・トリッソ(左大腿部腱損傷)
■マヌエル・ノイアー(風邪)
■キングスレー・コマン(筋肉の問題)


さて、試合の方ですが、
1stレグを4-1で制しているバイエルンが
有利な状況ではありますから、
当然ながらラツィオは追いつかなきゃあ
いけない為にボールをキープして
バイエルン陣内に攻撃を仕掛けたいところ。
よって、サイドチェンジのパスを織り交ぜ
左右にボールを散らしながら
バイエルンの守備ブロックを揺さぶりつつ
ボールを前に運びたいというラツィオの
狙いが見て取れます。
実際、今節急遽ゴールマウスを守ることになった
ニューベルを脅かすほどではないとはいへ、
最終的にシュートを放つ場面までは持って
いっています。


しかし、無観客試合とはいへココはバイエルンの
ホームスタジアムであり、バイエルンにとって
馴染みのある芝である訳で、決して彼らが
守備的な試合を強いられている訳ではありません。
ラツィオが自陣でビルドアップを試みる際は、
前線のレバンドフスキやミュラーが中盤の選手を
カバーシャドウしてパスコースを塞ぎつつ
プレスをかけてボール奪取に向かい、
自陣内まで侵入されても各選手間がコンパクトに
保たれておりプレスバックが早い為、
ラツィオの選手は早くパスを出さないと
一気にバイエルンの守備陣に詰められてしまう
ような状況となります。


そして試合の流れは序盤のラツィオペースから、
次第にバイエルンがラインを上げて
CBのボアテングやアラバがラツィオ陣内まで
侵入して組み立てに参加するようになります。
ただ、ラツィオはバイエルンのパスの配給役である
キミヒとゴレツカに自由を与えず、パスの出し所を
しっかりブロックしていることで
逆にバイエルンにもファイナルサードで前線に
決定的なパスが出ず、お互いにスコアレスの
状況が続きます。


しかし前半31分、バイエルンの攻撃から右サイドで
CKのチャンスを得ると、キック自体はクリアされ、
ゴールとは関係なくなりましたが、
お互いの動きの中でPA内でゴレツカがムリッチに
手を使って倒されたとしてバイエルンにPKが
宣告されます。
これをずっとボールを持って待っていた
レバンドフスキが冷静にレイナの飛ぶ方向を
見極めながら、それとは逆の方向へ蹴って
バイエルンが1-0と先制し、2試合合計5-1と
ラツィオを更に引き離すことになります。


そんなこんなで前半はバイエルンリードで終了。
後半へ続く…。


後半に入るとバイエルンは先日のドルトムント戦で
足を痛めたが?それでも今節スタメンで出場した
ボアテングに代わってズーレを投入。
そしてラツィオはファーレスに代わってルリッチを
投入しますが、立ち上がりは試合の流れの大きな
変化は感じず、しかしバイエルンがじっくり
プレーを組み立ててラツィオにボール持たせず
ヤキモキした展開になるように仕向けます。
対するラツィオはバイエルン陣内でバイエルンから
ボールを奪取したく前線からしつこくプレスを
かけ続けるんですが、バイエルンは大差の余裕からか
エンドライン際でも落ち着いてパスを交換する
スペースを作り、最悪はロングボールで相手の
プレスを剥がしてラツィオにショートカウンターを
させない状況を作ります。


中盤以降のバイエルンは警告を受けたから?か
ゴレツカに代えてデイヴィスを投入し、
リュカをCBにアラバを中盤に配置変更しますが
守備組織が崩れることはなく、引き続き試合を
支配し続けます。
逆にデイヴィスが左SBに入ったことで攻撃面で
ラツィオに更なる脅威を与えることになった
バイエルンは後半22分、
ビルドアップから自陣左サイドのスペースで
パスを受けたデイヴィスが持ち上がって
タッチライン際のニャブリへ一旦預け、自身は
そのままオーヴァーラップしラツィオDFを数人
引きつけると今度はニャブリの仕掛けから、
密集地帯にはなっていましたが、
ワンタッチでのパス交換でアラバからフリーで
レバンドフスキがパスを受けると、
PA外でしたがグラウンダーの強烈なシュートを
放ちます。しかしこれは左ポストに弾かれ
得点とはなりませんでした。


ここまでバイエルンの前にゴールへのアクセスが
非常に困難になっていたラツィオですが後半27分、
自陣内でバイエルンからインターセプトに成功
すると、バイエルンのプレスをかわして
レイオフを織り交ぜながら手数を少なく
ボールを前に運び、ルイス・アルベルトから
ハーフウェー付近で裏へ抜けたホアキン・コレアに
スルーパスが渡ると最後はホアキン・コレアが
リュカの追撃を受けるもシュートを放ちます。
しかしこれはニューベルが正面でブロックして
ラツィオの決定機を上手く潰します。


直後の後半28分、バイエルンは自陣内でキミヒが
ボールキープすると前線でラツィオ守備陣の
ギャップに入ったアラバへ縦パス。
そしてアラバから裏への飛び出しを試みた
チュポ=モティングに向けてスルーパスを送ると
フリーで抜け出したチュポ=モティングが
ブロックの為に飛び出してきたレイナを
あざ笑うかのようにダイレクトでループシュートを
放ってボールはゴールへ吸い込まれます。
これで2-0となり、試合の方も決定的なものと
なります。


しかし後半37分、ラツィオの攻撃からバイエルン
陣内をドリブルで持ち上がったホアキン・コレアが
倒されて得た左サイドでのFKから、
ファーサイド側まで飛んだボールを大外から
パローロがヘディングシュートを放ちます。
これをブロックしようとしたニューベルでしたが
ボールはニューベルの股の間を抜けゴールイン。
2-1とラツィオが前節に続き一矢報いる
かたちとなります。


しかし、試合の方はこのまま2-1で決着。
1stレグの大差も含めてラツィオを退けた
バイエルンが前回に引き続き8強進出。
準々決勝では前回決勝の相手、
パリ・サンジェルマンと対戦します。


サッカーゴール

▼バイエルン

前半33分:レバンドフスキ(PK)
後半28分:チュポ=モティング

▼ラツィオ

後半37分:パローロ


■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ニューベル
DF:パヴァール、ボアテング(→ズーレ)、アラバ、リュカ・エルナンデス
CMF:キミヒ(→ハビ・マルティネス)、ゴレツカ(→アルフォンソ・デイヴィス)
OMF:サネ、ミュラー(→ムシアラ)、ニャブリ
FW:レバンドフスキ(→チュポ=モティング)

監督:ハンジ・フリック

○ラツィオ

GK:レイナ
DF:マルシッチ、アチェルビ、ラドゥ
CMF:エスカランテ(→アクパ=アクプロ)
OMF:ラッツァーリ(→パローロ)、ミリンコビッチ=サビッチ、ルイス・アルベルト(→カタルディ)、ファーレス(→ルリッチ)
FW:ムリッチ(→アンドレアス・ペレイラ)、ホアキン・コレア

監督:シモーネ・インザーギ


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)