'20-'21シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第7節(ドルトムントvsバイエルン) | Day Dream Believer

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人の心に何かを伝えるというのはすばらしい事だと思います(V)o¥o(V)


Guten Tag!!!


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。


今節はシグナル・イドゥナ・パークにて
ドルトムント(BVB)との上位決戦。
攻守の切り替えの激しい見ごたえのある
試合は3-2でバイエルンが勝利し、
これでリーガ5連勝としていますアップ
※試合は現地時間で11/7(土)に開催されました。


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■タンギ・クアシ
■アルフォンソ・デイヴィス(右足首靭帯損傷)
■ニクラス・ズーレ(コロナ)
■ヨシュア・ズィークゼー(コロナ)
■バンジャマン・パヴァール(太腿の筋肉系の問題)


さて試合の方ですが、
攻守の切り替えの早い両チーム同士の戦いとなる
ことは事前に予想のつく展開ではありましたが、
案の定、立ち上がりからお互いゴールへの気持ち、
姿勢が強く、中盤でのせめぎ合いの後お互いの
ゴール前での攻防という場面が見られます。
バイエルンの場合はGKであるノイアーと
最終ラインのボアテング、もしくはアラバが
ビルドアップの起点になることがあれば
ロングフィードの精度が抜群にイイ為
ダイレクトに最前線めがけて良質なロングパスを
送ることができます。


一方、ドルトムントの初期配置はバイエルン同様
4-2-3-1のシステムとなりますが、守備時は4-4-2と
ロイスがハーランドとファーストDFを組んで、
後はDFラインと中盤の4+4のブロックでバイエルンの
攻撃スペースを埋めて、ロングパスに対しては
素早く寄せに行ってボールを奪おうとします。
そしてボールを奪ったらバイエルンのハイライン裏の
スペースめがけて手数をかけずに前に送り、
前線で俊敏な飛び出し、そして少々長い距離でも
速く走ることができるハーランドに渡して
フィニッシュにつなげようという狙いが見て取れます。
実際、前半21分には中盤右サイドからディレイニーの
出した前へのロングパスパスに抜け出したレイナと
ハーランドに対してボアテングとミュラーがマークに
ついてはいましたが、ハーランドが間を抜いて
シュートにつなげる場面がありました。
幸いにもシュートミスによりボールは枠外でしたが…。


ドルトムントがほぼほぼ中央部分を固めてくるのに
対してバイエルンはビルドアップ時に両SBが大外から
上がってきて、両SHはHSに位置取り、ピッチを5レーン
に分割して各スペースを埋めてパスをつなぎます。
それでもボールの回りがドルトムントのプレスにより
滞るようであれば最終ラインからでも正確な
ロングパスによって局面を打開しようとします。
前半24分、ドルトムントの攻撃をしのいだバイエルン。
自陣ゴール前からボアテングの出したロングパスを
右サイドでコマンが巧みに収めると、
逆サイドをフリーで上がっていたニャブリへパス。
ニャブリがドリブルで前方の空きスペースを
持ち上がるとPA内へ侵入しドルトムントのDFラインと
GKの間へクロスを送ります。
これにレバンドフスキが走りながら右足で合わせ、
ボールはゴールネットを揺らしバイエルン先制!
…かと思われましたが、VAR発動によりレバンドフスキの
飛び出しがオフサイドであったとして無得点となります。


前半も終盤に入った34分、バイエルンにアクシデントが
発生してしまいます。
バイエルンのドルトムント陣内でのスローインを
サールが受けるとこれを一旦キミヒへ渡してやり直しを
図ろうとしたところ、キミヒが身体を入れ替えて
パスを一旦流したスキにハーランドが素早くボールを
奪い、これを奪い返そうとしたキミヒがスライディング
タックルを試みると、キミヒは右足を痛めてしまい
そのまま起き上がれず…トリッソと交代します。
※その後、キミヒは右ヒザの十字靭帯損傷と診断され、
 今後約3ヶ月の負傷離脱となってしまいました。


キミヒ負傷退場がバイエルンに対してマイナス方向に
働いた訳ではないと思いますが…
前半45分、アカンジが自陣ゴール前から出したロングパスを
一旦はサールが奪いますが、その後パスミスを犯し
ボールをドルトムントに奪われてしまい、
バイエルン自陣内で再びドルトムントボールとなると、
左サイド大外にいたサンチョが仕掛け、そのスキに
HSをフリーで裏へ抜け出したゲレイロにパスが渡ると
ゲレイロからゴール前へマイナスのクロスが送られます。
これをフリーで待っていたロイスがダイレクトに右足で
合わせ、ドルトムントが先制します。


イヤな時間帯に先制を許してしまったバイエルンですが、
まだ前半はA/Tに入りながらも終わりません。
バイエルンの攻撃から…一旦右にボールへの意識を
寄せておいて左サイドをフリーで上がってきたリュカへ
パスを渡すと、リュカが空きスペースをドリブルで
持ち上がりペナルティアーク手前にいたニャブリへパス。
ニャブリはシュートモーションに入っていましたが
これをディレイニーが阻み、警告付きのファウル。
バイエルンがペナルティアーク内でFKのチャンスを得ます。
一旦レバンドフスキがボールを跨ぎ、
ニャブリがチョコンと出してミュラーが止めたボールを
アラバがシュートという流れでしたが、アラバの
シュートがブロックに入ったディレイニーの背中に当たり
ボールは軌道を変えてゴール右隅へ突き刺さり、
バイエルンが1-1と同点に追いつき、前半終了間際になって
慌ただしく動いた試合は後半へ続きます…。


後半に入り、立ち上がりドルトムントがバイエルン張りに
ピッチ内の両サイドいっぱいにボールを回して
バイエルンの守備陣を揺さぶりボールを前に運ぶと
最後は右HSでハーランドの飛び出しに反応した大外の
サンチョの裏への縦パスからシュートを放ちますが
これは枠外となりバイエルンはピンチを脱します。


すると後半3分、バイエルンがミュラーとレバンドフスキの
プレスからドルトムント陣内でインターセプトします。
ボールを前に運ぶもドルトムント守備陣の陣形が整っていた
状況ではありましたが、左サイドへパスを回し、
タッチライン際にいたリュカがニャブリからパスを受けて
ゴール前へクロスを送ると、フンメルスとアカンジに
マークされた状態ではありましたがゴール前で待っていた
レバンドフスキが瞬間空きスペースを見つけ、ニアサイドで
クロスに合わせてヘディングシュートを放つと
ボールはファーサイドの内側ネットを揺らし、
バイエルンが2-1と立ち上がりに勝ち越します。


ただ、ドルトムント戦でこの時間での1点のリードだけでは
安心できる訳もなく…後半18分にはドルトムントが自陣
右サイドでヴィツェルが左サイド前へのサイドチェンジの
ロングパスを出すと、これを頭で弾き返そうとした
サールがボールを処理を誤り、逆にレイナに奪われてしまうと
そのままゴール前まで持ち込まれ、ブロックに入った
ボアテングも股を抜かれてシュートを打たれてしまいますが
ここは守護神ノイアーが横っ飛びキャッチングで巧みに
処理します。
バイエルンにとってブンデスリーガの試合でGKの仕事という
のは確かに少ない(あまりシュートを打たれない)ということは
ありますが、ドルトムントほどの強豪チームだとバイエルンと
ほぼほぼ互角の戦いを強いられる訳で…こういう試合だと
ノイアーの存在感が際立ってきます。


後半も中盤から終盤にかけて両チームが激しい鍔迫り合いを
繰り広げる中、バイエルンはボアテングに代えてハビマル、
コマンに代えてサネを投入。
そしてドルトムントはサンチョに代えてアザール、レイナに
代えてブラントを投入し試合のリズムを変えようと
交代策に打って出ます。


そしてこの交代策がものの見事に奏功します。
後半35分、ドルトムントの攻撃でしたが自陣PA手前で
ハーランドにボールを持たれるもリュカのプレスから
インターセプトに成功するとこぼれ球を拾ったゴレツカが
すぐさま前方のレバンドフスキへ渡しバイエルンの
カウンターが発動します。
中央を持ち上がるレバンドフスキの両脇を左ニャブリ、
右サネが一緒に駆け上がり、レバンドフスキがパスの相手と
して選択したのはサネ。
更には後方からミュラーも右の大外へ流れてきてレーンを
広げドルトムントの守備の的を錯乱させますが、
パスを受けたサネはそのまま持ち上がり、アカンジと
対峙しますが左足を素早く振り抜いてシュートします。
ボールはゴール左下隅へ突き刺さり、バイエルンが3-1と
リードを広げます。


しかし、それでも諦めないドルトムントは後半38分、
自陣PA手前でバイエルンからボールを奪うと、
バイエルンのハイプレスが働きカウンターにつなげる
ことはできなかったものの、下がってきたロイスへ
パスを送って中盤でボールをキープすると、
ハーランドの飛び出しに合わせてボールを持っていた
ゲレイロが左足アウトサイドでスルーパスを送ると
フリーで受け取ったハーランドが飛び出してきた
ノイアーをも巧みにかわして左足でシュートを放つと
ボールはゴールへと収まり、3-2とドルトムントが
詰め寄ります。


その後、後半A/Tにバイエルンは自陣ゴール前を
起点にした速攻からサネのドリブル、それに
合わせて右サイドを上がってきたミュラーがパスを
受けるとゴール前にクロスを送り、これを受けた
トリッソが放ったシュートは弾かれますが、
こぼれ球を拾ったレバンドフスキが再びシュートを
放つとこれがベリンガムに当たって軌道が変わり、
ボールはゴールへ収まりますが、
この前にトリッソがシュートを打った時点で
レバンドフスキがオフサイドであったとしてこの試合
2度目のゴール取り消しになってしまいます。


それでもこの後両チームともにスコアは動かず、
リーガ序盤の上位対決を制したバイエルンが
ガッチリ首位キープしています。
現在、代表ウィーク中でありリーガは中断している為、
この試合でキミヒが追加されてしまいましたが
負傷離脱中の選手達にとってイイ休養の期間に
なればイイと思います。


戦績:6勝0分1敗(勝ち点:18)
得点:27、失点:11
順位:首位


サッカーゴール

▼バイエルン

前半45(+4)分:アラバ
後半3分:レバンドフスキ
後半35分:サネ

▼ドルトムント

前半45分:ロイス
後半38分:ハーランド


■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:サール、ボアテング(→ハビ・マルティネス)、アラバ、リュカ・エルナンデス
CMF:キミヒ(→トリッソ)、ゴレツカ
OMF:コマン(→サネ)、ミュラー、ニャブリ
FW:レバンドフスキ

監督:ハンジ・フリック

○ドルトムント

GK:ビュルキ
DF:ムニエ、アカンジ、フンメルス、ラファエル・ゲレイロ
CMF:ヴィツェル、ディレイニー(→ベリンガム)
OMF:サンチョ(→アザール)、ロイス、ジョヴァンニ・レイナ(→ブラント)
FW:ハーランド

監督:ルシアン・ファーヴル


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)