Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
国内リーグ/カップ同様、新型コロナの影響を受け
中断となっていたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント
が再開、バイエルンはイングランドのブルーズこと
チェルシー(CFC)とアリアンツ・アレーナにて再戦。
1stレグで3点のリードを保っていたバイエルンですが、
ホームゲームとなった2ndレグでは4-1と、
逆転を狙う相手を返り討ちにし、2試合合計7-1とし
リスボンで開催予定の準々決勝へ進出決定しました
※試合は現地時間で8/8(土)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■バンジャマン・パヴァール
■キングスレー・コマン
さて試合の方ですが、ホームのバイエルンにとって
国内リーグ/カップの日程が終わって約1ヶ月後の
試合であるということ、そして練習中にパヴァールが
負傷して現在離脱中であり右SBにはかつてプレー
経験のあるキミヒを据えることでやや守備に
不安がある…ということがあります。
しかし、立ち上がりからバイエルンはレバンドフスキと
ミュラーとニャブリとペリシッチの前線から
チェルシーのビルドアップを封じる動きにより相手に
自由なつなぎを許さず、また中盤のカンテには
ゴレツカが厳しくチェックに入っており、
特にキミヒの裏を取られるていう場面は見られません。
逆に絶好機を作ったのはリードがあるバイエルン。
前半7分、バイエルンが最終ラインでのビルドアップから
下りてきたチアゴから相手のDFラインと中盤の
ギャップに位置取っていたミュラーへ楔が入ると、
入れ替わって中へ入っていたフリーのニャブリへ渡り、
更に左からダイアゴナルにライン裏への飛び出しに
成功していたレバンドフスキにスルーパスが送られます。
ここでカバジェロがPA内でレバンドフスキを倒したとして
バイエルンにPKが与えられます。
これをレバンドフスキが冷静にゴール右隅に沈め、1-0と
既にリードのあるバイエルンが更にリードを広げます。
バイエルンは、守備時のリスク管理が徹底しています。
中盤で相手にボールキープされても対峙した選手が
ボールホルダーへのチェックを怠らず、その間に近くの
選手が挟み込むようにプレスに参加することで
相手に簡単に縦パスを出させず、攻撃を遅らせることに
成功し、最終的にはサイドに追いやって袋小路に追い込み
ボールを奪取します。
それとは異なるパターンでしたが前半24分、
左サイド、チェルシー陣内でスローインのボールを
コバチッチがキープしていたところ、ミュラーが激しく
プレスをかけボール奪取。これをレバンドフスキに送ると
タメを作っている間に逆サイドからフリーで上がってきた
ペリシッチに渡すと、フリーのペリシッチは右足で
ゴールを決め2-0、2試合合計5-0と大きくリードを広げます。
逆に大きなビハインドとなってしまったチェルシーですが
前半28分、右サイドでボールキープしていたが左へ変えると
パスを受けたハドソン=オドイがドリブルで持ち込み、
一旦エイブラハムに楔のパスを送って再び受け取ると、
チアゴ、ゴレツカ、キミヒ、ボアテングの4人に包囲
されながらもフリーであったハドソン=オドイが蹴った
右足のシュートは飛んだノイアーの手も届かず、
バイエルンのゴールネット右隅を揺らします…が、
何が起こったのか何故か無得点になってしまいます(VAR?)。
ただ、この時バイエルンDF陣も4人がいながらプレスが
甘かったように見えました。
※後でどぅやらエイブラハムにパスが渡る時点で
オフサイドであったことが?判明…。
さて、いまだ無得点のチェルシーですが、逆転勝利には
より前がかりになる必要があり、バイエルンのビルドアップ
に対し前線から圧力をかけ高い位置でボールを奪取しようと
試み、得点への強い気持ちが見られます。
チェルシーの前への気持ちが実ったのが前半44分、
コバチッチが中盤から右サイドでフリーのハメスへパス。
ハメスからのクロスが左で流れると左でカンテが拾い、
ライン際にいたハドソン=オドイに渡ると、インナーラップ
してきたエメルソンが受け取りドリブルで突破。
左足でグラウンダーのクロスをゴール前に送ると、これを
ノイアーが弾きますが、これがエイブラハムの足元に
流れるとそのまま左足で流し、2-1とチェルシーが追い上げ。
前半はバイエルンが2-1のリードとして終了。
後半へ続く…。
後半に入ると前半のバイエルンのリードはほぼほぼ
相殺されたようにチェルシーが前への意識を高めた
プレーが見られ、優位にゲームを進めます…が、
チェルシーの攻撃に対してバイエルンは
中盤のゴレツカやチアゴが特に献身的に
最終ラインをケアしてくれており
(キミヒやデイヴィスが上がった裏も含め)、
危険な場面を未然に防いでくれています。
また、ミュラーも前線で献身的にプレスを
繰り返します。きっと5人交代制ていうことも
あるのだと思います。
ボアテングも明らかに足の速さでは分がない
ハドソン=オドイとのマッチアップでも全力で走り、
足が痛くなってもちょっと治療して再びピッチに
戻るていうガッツを見せてくれます。
しかしボアテングはその後公式戦復活のズーレと交代。
ここまでどちらも相手のゴール前までボールを
運ぶことはできるものの、決定的なシュートまでには
至らない時間が続いていましたが後半31分、
チェルシー陣内をチアゴに代わって入ったコウチーニョが
相手DF陣の意識を中央へ持たせるドリブルで持ち込むと、
ボールを左サイドのレバンドフスキへ流します。
レバンドフスキがゴール前へクロスを入れると、
これをチアゴに代わって入ったトリッソがジャンピング
ボレーで流し込みます。ボールはカバジェロに当たりますが
そのままゴールネットを揺らし、この試合3-1、合計
6-1と試合を決定的なものにします。
これでほぼほぼチェルシーの戦意を殺いだのか、
バイエルンは相手を自陣に塞ぎ込み、
ハーフコートゲームを展開します。
どんなにチェルシー守備陣にボールを跳ね返されても
アラバとズーレの後ろには誰もいない為、
必ず2人がボールを回収して次のアクションに移ります。
そんな後半39分、ニャブリと交代したハビ・マルティネスが
中盤でボールを受けると右サイドをフリーで上がってきた
オドリオソラへパスが渡り、オドリオソラがゴール前へ
クロスを上げると逆サイドからレバンドフスキが
ヘディングシュートを放ち、これがゴールとなります。
これで4-1、合計7-1と勝負はほぼほぼ決します。
残りの時間も相手にペースを譲ることはなかった
バイエルンがチェルシーに2試合とも勝利し、
リスボンへ向かうこととなりました。
また、バイエルンは今季のチャンピオンズリーグで
全勝をキープしています。
ゴール
▼バイエルン
前半10分:レバンドフスキ(PK)
前半24分:ペリシッチ
後半31分:トリッソ
後半39分:レバンドフスキ
▼チェルシー
前半44分:エイブラハム
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ノイアー
DF:キミヒ(→オドリオソラ)、ボアテング(→ズーレ)、アラバ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:ゴレツカ、チアゴ・アルカンタラ(→トリッソ)
OMF:ニャブリ(→ハビ・マルティネス)、ミュラー、ペリシッチ(→コウチーニョ)
FW:レバンドフスキ
監督:ハンジ・フリック
○チェルシー
GK:カバジェロ
DF:ハメス、クリステンセン、ズマ、エメルソン
MF:バークリー、カンテ、コバチッチ
FW:ハドソン=オドイ、エイブラハム(→ジルー)、マウント
監督:フランク・ランパード
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)