【再録】'10-'11 ドイツ/ブンデスリーガ第15節(シャルケvsバイエルン) | Day Dream Believer

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人の心に何かを伝えるというのはすばらしい事だと思います(V)o¥o(V)


Guten Tag!!!

 


我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

 


スカパーでブンデスクラシックスてことで、
'10-'11シーズン第15節、アレーナ・アウフ・シャルケ…
じゃあなくてヴェルティンス・アレーナにて
日本代表内田篤人擁するシャルケ(S04)とバイエルンの
対戦を放送していたので、改めてTV観戦して
マッチレポートを書き起こしてみました。
(当時書いたものがあまりにショボかったので…汗)
試合は結果的にこのシーズン不出来のバイエルンが0-2で敗れ、
当時首位のドルトムントとの勝ち点差は17に開きましたダウン
※試合は現地時間で2010年12月4日(土)に開催されました。

 


バイエルンの欠場者は以下の通りです。

 

■ホルガー・バドシュトゥバー
■アリエン・ロッベン
■ミロスラフ・クローゼ
■イビチャ・オリッチ

 


さて試合の方ですが、
バイエルンのスタメン…特にCBはブレノとティモ
ことティモシュチュクのコンビ。
何故かバンブイテンとミーチョことデミチェリスは
ベンチスタートていう…ローテーションがあったのか、
一風変わったスタメンとなっていました。
また、中盤の構成としてはクロースがファン・ボメルと
ともに中盤の底に位置し、シュバインシュタイガーが
ホールという…こちらも若干変わった配置となります。
バイエルンはファン・ハール監督就任以降、
ボールポゼッションを強く意識したビルドアップから
攻撃を組み立てる戦術が少しずつ浸透している感が
ありましたが、2CBのブレノとティモは決して足元の
技術に優れた選手ではなく(そもそもティモは本職中盤)、
2人から前方へ大きく縦パスが送られても大体
最前線のゴメスへは収まりません。

 


また、細かくつなぐとしても中盤のファン・ボメルと
クロースには相手の2トップ、フンテラールと
ラウールがそれぞれマークできる間合いで位置取っている為、
大体右サイドでフリーとなっているラームへ
渡し、そこからバイエルンのパスワークが始まりますが、
シャルケは当時鬼軍曹ことマガトが率いており、
当然ながら機を見ては激しくプレスを仕掛けてくる為、
簡単には前には運ばせてくれず、逆にシャルケの圧力の
かわしてカウンターからチャンスを作る場面が目立ちます。

 


しかし、前半21分に右HSをドリブルで持ち上がった
ミュラーから左HSでフリーのリベリーがPA外から
グラウンダーのシュートを放つも枠外。
また、立て続けに相手のCKからのリスタートをかわして
カウンターから迎えた前半22分のチャンスにしても、
同じく右サイドでミュラーがゴール前ファーポスト側へ
送ったクロスをフリーであったシュバインシュタイガーが
ジャンピングボレーでシュートを放つも、
ノイアーの好セーヴにより得点とはなりません。
前半31分のチャンスもカウンターとなったバイエルンは、
リベリーが中央を持ち上がり、一旦左サイドに流れた
シュバインシュタイガーへ渡すと、ゴール前へ上がってきた
ゴメスに対してクロスを送ります。
しかし、これはゴメスがシュートを枠外へ外してしまい、
またも無得点となります。

 


ただ、前半も中盤以降シュバインシュタイガーが
ビルドアップの際に中盤まで下りてきて一時的に4-3-3となり、
パスを引き出すようになると、バイエルンの攻撃が活性化され、
そこから一旦右サイドのミュラーへ送ってゴール前へ
クロスを送ると、左サイドのリベリーや中盤からクロースが
上がってきてゴメスとともにフィニッシュワークに加わり
攻撃に厚みができるようになります。
しかし、この流れで迎えた前半33分のチャンスでクロースが左足で
放ったシュートもノイアーが片手一本で弾き出しノーゴール。
前半39分にも右サイドのラームがドリブルで中央PA手前まで
持ち上がると、そこからこぼれたボールに反応したフリーの
クロースがシュートを放つもまたもノイアーに弾かれます。

 

 

そんなこんなで前半はスコアレスで終了。
ノイアーを前に仕留められなかったバイエルンに
後半更なるプレッシャーが襲い掛かることになります。

 


後半に入ってもバイエルンがやや押し気味に試合を進めます。
しかし後半13分、シャルケ陣内まで攻め入ったバイエルンが
左サイドでコンテントがゴール前へ送ったクロスを
ノイアーがキャッチすると、そのまま前方へロングボールを送ります。
これが一気にバイエルン陣内まで届くと、パスを受けたラウールが
左サイドのエンドライン付近でブレノと競り合いますが、
ブレノがピッチに足を取られて転んでしまうとそこからフリーで
ゴールへ持ち込みにかかります。
ブットと1vs1になって仕掛けて抜こうと試みるがティモと
ファン・ボメルのブロックに遭ってボールはこぼれてしまいます。
しかし、ここにフリーで詰めていたフラドが右足で押し込み、
シャルケが1点を先制します。
ちなみにこの前にブットとティモとファン・ボメルとの接触プレーで
負傷してしまったラウールはファルファンと交代します。

 


更に後半23分、シャルケがバイエルン陣内でFKを得ると
ボールは一旦はバイエルンDF陣に弾かれるものの、
こぼれ球を拾うとラキティッチが再びゴール前へクロス。
パスを受けたフラドのシュートはティモがブロックするも
ボールは右サイドへ流れ、こぼれ球を拾ったクルーゲが
再びゴール前へクロスを送ると、フリーで飛び出してきた
ヘベデスがヘディングシュート。
ボールは一旦右ポストへ当たり内側へ流れますが、
間髪入れずに再びヘベデスが左足で押し込み、
シャルケが2-0とリードを広げます。
バイエルンのDF陣は誰もヘベデスのマークに付いてませんでした。

 


ここまででほとんど見せ場のなかったリベリーですが
ヘベデスと内田の連携の前にドリブル突破を試みるも
抑えられてしまい、左SBだったコンテントともポジションを
内と外で入れ替える等左サイドの攻略を試みたが…
やっぱり見せ場を生み出すことはできませんでした。
それでも、後半39分には左サイドでティモを起点として
ワイドに張っていたコンテントから、絞っていたリベリーへ
ワンタッチでつなぐと、リベリーもワンタッチでゴール前へ
縦パスを送ります。これに反応したゴメスが裏へ抜けますが、
シュミッツとメッツェルダーの詰めがあった為か
右足で放ったシュートは枠の外へ外れてしまいます。

 


試合終了間際には、シュバインシュタイガーに代えて
DFでありながら元FWであるバンブイテンを投入し前線に固定、
パワープレー中心の攻撃へシフトしますが1点すら
返すことができず万事休す。
特に統計は取ってませんが、バイエルンは今のチームと
比べると情けないくらいパスミスが多かったように見えました。

 


戦績:6勝5分4敗(勝ち点:23)
得点:23、失点:17
順位:7位(暫定)

 


サッカーゴール

 

▼バイエルン

 

ゴールなし

 

▼シャルケ

 

後半13分:フラド
後半22分:ヘベデス

 

■出場メンバー

 

◯バイエルン

 

GK:ブット
DF:ラーム、ブレノ、ティモシュチュク、コンテント
CMF:ファン・ボメル(→プラニッチ)、クロース
OMF:ミュラー、シュバインシュタイガー(→バンブイテン)、リベリー
FW:マリオ・ゴメス

 

監督:ルイス・ファン・ハール

 

○シャルケ

 

GK:ノイアー
DF:内田篤人、ヘベデス、メッツェルダー、シュミッツ
CMF:エドゥー(→パパドプロス)、クルーゲ、ラキティッチ
OMF:フラド(→パンダー)
FW:フンテラール、ラウール(→ファルファン)

 

監督:フェリックス・マガト

 


さて、新型コロナウィルスの感染症はいまだ収束していませんが
ドイツ/ブンデスリーガは無観客ながらも再開が決定しました。
もちろん、安全には十分すぎるほど注意して臨むのだと思いますが、
色んな制限がある中でどこまでできるのか分かりません。
1人のサッカーファンとしては、嬉しいこと、"ホントにイイの?"
的な思いが交錯していますが、やる以上は少なからず期待したいと思います。

 


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)