Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
DFBポカール準々決勝は、
アリアンツ・アレーナにてFCハイデンハイムと
対戦しました。2部リーグ所属の相手でしたが、
70分以上を10人で戦わなければならず、
最終的に5-4となりましたが死闘を制し、
準決勝をコマを進めることができました
※試合は現地時間で4/3(水)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■コランタン・トリッソ
■アリエン・ロッベン
■マヌエル・ノイアー
■ダビド・アラバ
さて、試合の方ですが、
下部リーグ所属で更にアウェーとはいへ、
パスを回しながら組み立てるバイエルンに対し
ハイデンハイムはボールホルダーへ高い位置から
圧力をかけてバイエルンのビルドアップを阻みます。
それに対しバイエルンは、実質3CHを敷いてくる
ハイデンハイムの両サイドのスペースを突いて
ボールを前方へ運びます。
すると前半12分、バイエルンが右サイドでCKを
得ると、キミヒの上げたボールに対し
ニアポスト側でフンメルスが潰れ役になると
その後方でフリーのゴレツカがヘディングシュートを
叩き込み、バイエルンが1-0と先制に成功します。
そのプレー再開後の前半13分、
バイエルンは自陣でのチアゴの横パスを
ハイデンハイムにインターセプトされてしまうと、
PA手前でアンドリッヒにタックルを仕掛けた
ズーレが警告を受けてしまいますが、
この直後のVAR裁定により決定機阻止と判断が
覆されズーレはレッドカードによる退場となります。
これで数的不利となってしまったバイエルン。
重戦車のように前進してくるハイデンハイムの
プレッシャーにしばらく対応が乱れますが、
落ち着いたところでリベリーに代わって
ボアテングが投入されます。
しかし前半26分、ハイデンハイムは中盤
センターサークル内でJ・ロッドからボールを
奪いそこからドヴェダンが広大なスペースを
持ち上がると、右サイドのシュナッタラーへパス。
そのシュナッタラーからゴール前へ上げられた
クロスに対しグラツェルがヘッドでゴール右隅へ
流し込み、ハイデンハイムが1-1の同点とします。
バイエルンはズーレを失って前線1枚を減らし
バランスを取ることを優先せざるを得なかった為、
ハイデンハイムの激しい上下動もあり
スペースを埋められ、相手の守備を
崩すことができません。
そして前半39分、ハイデンハイムは自陣の
左サイドから前線へロングボールを送ると
グリースベックがラフィーニャをチェックをかわし
右サイドでフリーのシュナッタラーへ。
シュナッタラーがダイレクトに右足でシュートを
放つとウルライヒが一旦は右手に触れるも
ボールはゴールネット右を揺らし、1-2と
ハイデンハイムが試合をひっくり返します。
前半は、なんと2部のハイデンハイムが
バイエルンからリードを奪って終了。
後半へ続く…。
後半に入るとバイエルンはJ・ロッドに代えて
レバンドフスキ、ラフィーニャに代えて
コマンを投入し、より多くの人員を前へ配する
陣形に変更します。
両ワイドにニャブリとコマン、中央にミュラーと
レバンドフスキを据えて4トップ気味の配置です。
バイエルンは右ワイドのニャブリの抜け出しに
合わせて彼にボールを集める戦法を取ります。
すると後半8分、後半から投入された元気な
レバンドフスキが中央を持ち上がると、右サイドの
キミヒへパス。キミヒからゴール前へ上げられた
クロスは一旦は相手に弾かれますが、ペナルティ
アークでレバンドフスキがこぼれ球を頭で再び
ゴール前へ流すと、これを待っていたフリーの
ミュラーが半身のボレーシュートをダイレクトに
叩き込み、超攻撃的システムのバイエルンが
2-2の同点に追いつきます。
更に後半10分、相手の攻撃をしのいだバイエルンは、
自陣からカウンターを発動させると、右サイドを
ニャブリが持ち上がり、決して数的優位では
ありませんでしたが左サイドでフリーのミュラーへパス。
ミュラーから再び中央へ折り返されると
そこで待っていたのはレバンドフスキ。
バイエルンが3-2と再び試合をひっくり返します。
この辺りから前半猛威を振るったハイデンハイムの
プレッシングはバイエルンのパス回しを
とらえることができなくなります。
続く後半20分、バイエルンが左サイドでCKを得ると
チアゴの蹴ったボールはニアサイドで
フンメルスが頭で落とし、ファーサイド側で
フリーで待っていたニャブリが右足で押し込みます。
一旦はオフサイドと判定されましたが、後に
VARによりゴールが認められ、バイエルンが4-2と
試合を決めにかかります。
しかし、ここでバイエルンにアクシデントが!?
コマンがどこか痛めた模様で、プレー続行不可
ではありませんでしたが、
スプリントする場面は鳴りを潜めます。
そして後半29分、
ハイデンハイムはゴールキックからのリスタートを
中盤で競り合いに勝ってボールをキープすると、
トントンでグラツェルまでパスが回り、
最後はグラツェルがキミヒのチェックをかわして
右足でゴール左隅へ押し込み、ハイデンハイムが
4-3とバイエルンに追いすがります。
間髪入れずの後半31分、追い上げムード満点の
ハイデンハイムはバイエルン陣内でPKを得ると、
グラツェルが左へ飛んだウルライヒの読みを
外したキックをゴール中央へ決め、
遂にハイデンハイムが4-4とバイエルンを捕らえます。
グラツェルはハットトリック達成。
バイエルンは自力、ハイデンハイムは数的優位を
頼りに試合は行方が分からなくなりかけましたが
後半43分、レバンドフスキとミュラーのワンツーから
試みると、ハイデンハイム陣内のPAで
レバンドフスキがトラップしたボールをブッシュが
手で(意図的に?)触れてしまいバイエルンにPKが
与えられます。
これをレバンドフスキが冷静にゴール左へ蹴り込み、
バイエルンが5-4と勝ち越しに成功。
まさにシーソーゲームを制したバイエルンでしたが、
国内リーグ同様、プレスの厳しい相手には
手を焼く試合内容になりました。
ゴール
▼バイエルン
前半12分:ゴレツカ
後半8分:ミュラー
後半10分:レバンドフスキ
後半20分:ニャブリ
後半44分:レバンドフスキ(PK)
▼ハイデンハイム
前半26分:グラツェル
前半39分:シュナッタラー
後半29分:グラツェル
後半32分:グラツェル(PK)
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ウルライヒ
DF:キミヒ、ズーレ、フンメルス、ラフィーニャ(→コマン)
CMF:ゴレツカ、チアゴ・アルカンタラ
OMF:ニャブリ、ハメス・ロドリゲス(→レバンドフスキ)、リベリー(→ボアテング)
FW:トーマス・ミュラー
※前半15分、ズーレがレッドカードを受け一発退場。
監督:ニコ・コバチ
○ハイデンハイム
GK:ケビン・ミュラー
DF:ブッシュ、マインカ、ベールマン、トイアーカウフ(→トマラ)
MF:シュナッタラー(→ムルトハウプ)、グリースベック、ドルシュ(→ファイク)、アンドリッヒ
ST:ドゥヴェダン
FW:グラツェル
監督:フランク・シュミット
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)