令和6年度 大峯山上ヶ岳月参り・6月度~50ヶ月連続登拝① | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

 

令和6年6月16日(日)

10数年前、一度目指した連続登拝。人生はいつも順調ではなく、打ちひしがれ、もう駄目だ、と地を這うかの如く屈辱に満ちた毎日を送り、もう2度とお参りできないかも、と諦めた頃がありました。

 

人生再出発のチャンスを得て、一度は断念した連続登拝。当初、33ヶ月を目指して登拝させていただきましたが、ある方の一言で、続けれるだけ続けよう!と。まさに生存確認。

 

私が私である証明

 

私のホームとなった霊峰

山上ヶ岳(1719m)

日本修験道最高の聖地であることに異論を挟む方は少ないと思います。そんな霊峰に御縁を賜り、5月から9月までの5ヶ月間、月に一度のペースでお参りさせていただける勝縁は大切にしなくてはならない。

 

もう、やめられない(^▽^;)

 

ここまで生きてくることができた。本当にありがたい。決してお金などには恵まれちゃいないし、生涯の伴侶も巡り合うことはできなかったけれども、私には私の役割があったのでしょう。

 

山伏になったらいいのに、と言われることが多いですが、私には人を救う資格はないですし、そんな力はないでしょう。

 

私には懺悔懺悔 六根清浄 亡き父母のため、懺悔懺悔の供養の登拝。愚かな自分を律する為の登拝を続けるのみであります。

 

大変愚かな自分でも、天照皇大御神、山上大権現、役行者尊、林実利師、熊野大権現、天河大弁財天女、丹生川上神社上社の龍神、玉置山大権現、三輪の大神、春日皇大神など、多くの神仏の御加護と私をサポートくださいます、伊勢のTさんや洞川の皆様、そして稚拙な当ブログを愛読くださいます皆様のおかげを持ちまして、この度、無事に

50ヶ月連続登拝

を満行することができました(∩´∀`)∩

いつものように、まずは洞川八幡宮にお参り申し上げ、50ヶ月連続登拝の無事を祈念申し上げました。

まさか、本当に50ヶ月目を迎えることができるとは思いもしませんでした。

 

回数ではなく、連続性を重視した理由は、仕事も収入も安定し、時間も取れ、天候にも恵まれ、身体が健康であることがどれだけ当たり前でなく、奇跡的なものなのか、有り難いことなのか、それが一つでも欠ければ成しえないから、であります。

大峯山 龍泉寺

 

洞川でのベースのお寺。真言宗醍醐派なのも良かったのかもしれませんね。実家が真言宗であり、幼い頃から真言宗、お大師さんには親しみがりましたからね。これが天台系なら続いていたか怪しいものです。

 

こんな小さなことでも、重要なことであります。

役行者尊とお不動さん。

 

山に親しむにつれ、役行者尊の事を知っていく毎に、とても親しみを感じるようになりました。優婆塞なのも重要なポイントですね。

 

また、私にとって一番大切なお不動さんは、倶利伽羅太龍不動明王。ある事があってから、七宝龍寺にお参りできていませんが、今年こそ倶利伽羅さんに額づきたいと思っています。

本堂にて感謝のお勤め。

 

いつもは小声での勤行ですが、今日は大きな声でお勤め申し上げました。

八大龍王堂

 

山上ヶ岳の守護神であります。八大さんの御守護があってこその50ヶ月であるのは間違いありません。

 

この50ヶ月、もの凄い悪天候に悩まされた事は一度たりともありませんからね。本当に感謝しています(人''▽`)

西浦清六本舗さんに立ち寄り、ご主人、奥様、息子さんにお祝いいただき、お車にて清浄大橋に送っていただきました。

 

来月、山衣を新たに作ります。この世に一着。オリジナルの山衣です。完成は再来月になりそうですが(;^_^A

講社の方々による護摩が行われていました。

 

一度は山伏に憧れました。実際に大阪の天竜院(金峯山修験本宗)にて、当時の輪番さんに「山伏になりたい!」と申し出たことがあります。しかし、輪番さんは「焦ることはない。様々な宗派、山伏を見て、学んでから、心が変わらなけらばいらっしゃい」と言われて以来、ずっと彷徨っています(^▽^;)

しかし、山を歩き、各霊峰に登拝、各地の山伏を見て、感じているうちに疑念を抱き、役行者尊や林実利師、古川嵩師、佐藤貫道師、伊富気秀明師、前田勇一行者、新宮山彦ぐる~ぷの皆さんらを知るうちに山伏に「なる」事だけでいいのか?お行なら山伏にならなくてもできるのではないか?と思い、今のスタイルで続けています。

しかし、私のブログの読者さんであり、ブロ友さんだった、成田瀧英さんが、熊野修験の立派な山伏になられた事は、私にとっても刺激になりましたし、その生き方にも共感する事大であります。

お正月にお会いする度に刺激をいただいています。7月にお会いするのが楽しみであります。

一本松茶屋

 

ここまで25分で来ることを目標にしていますが、年々落ちてきています。自分も若くはない。それは痛感していますよ。

お助け水まで45分目標でしたが、近年は55分くらいかかっています。年々落ちる体力とも仲良くしないといけませんし、自覚しなくてはなりません。

二少年遭難碑

 

自分の体力、気力を自覚し、認めなければ、大きな事故につながります。お行でありますから、多少の無理は必要ではありますが、己を自覚するのは大切です。

洞辻茶屋

 

浄心門でもあります。清浄大橋からの道は、ここで大峰奥駈道に合流、ここからが核心部になります。

 

外国人登山者さんからゆで卵のお接待を受けました(人''▽`)

洞辻行者堂にて、役行者尊へ感謝のお勤め。

 

いつもと心持は同じつもりですが、ここまでくれば高ぶる感情を抑えられませんね(^_^;)

 

続きます。