今朝の玉置の森ラジオ📻は?
ミュージシャンズ・ミュージシャン・オールドスクール
WINGER
をお送りいたします。
このバンドも私にとっては最重要なバンドの一つであり、確実に私の音楽ライフを彩ったバンドであります。
ウィンガーは、リーダーでVo&Bのキップ・ウィンガーを中心に、Grのレブ・ビーチ、Drのロッド・モーゲンスタイン、Gr&Keyのポール・テイラーの4人組で1987年に結成、デヴューを果たしました。
それぞれが、超が付くほどの凄腕ミュージシャンであります。
リーダーのキップは、元アリス・クーパー・バンドに所属しており、スタジオ・ミュージシャンをしながら活動を続けていた苦労人であり、クラシック・バレエを習っていた下地から、ステージングでも、バレエダンサーのように舞う(ベースを弾き、歌いながら)ステージで、他のHRバンドとは一線を画すスタイルでした。また後年、音楽大学に入学し、クラシックの音楽理論を学び、今では交響曲まで作曲するまでになりましたし、実際、第59回グラミー賞でクラシック部門「Conversations With Nijimsky」でノミネートされるまでになりました。
また、Grのレブ・ビーチもスタジオ・ミュージシャンとして活動しており、超絶凄腕ギタリストとして知られていまして、LOUDNESSのVo、二井原実さんが「今まで見たギタリストで圧倒的に一番!」と語っていました。自分のバンドのGr、高崎晃も凄腕ギタリストなのにね(;^ω^)
Stand Up to the Danger
1989年リリースの二井原実さんのソロアルバム「ONE」からの1曲。ギターソロがレブです。もの凄いソロを聴かせてくれます。
Drのロッド・モーゲンスタインは、あのスーパー・ギタリスト、スティーヴ・モーズのバンド「ディキシー・ドレッグス」に所属していました。笑いながら変態リズムを叩き出す、凄腕ミュージジャンであります(;'∀')
まぁ、スティーヴ・モーズ大先生も超絶技巧派ですが、他のメンバー、特にロッドの変態ドラミングは凄まじいものがありますね。
そんなド・ハードロック路線ではないミュージシャンが集まって作ったアルバム「WINGER」は当時、女性向けであったり、チープなハードロックを演奏するバンドに贈られる侮蔑を込めた言葉「ヘア・メタル」に一括りにされてしまいます。
よく聴けば、もの凄い高度なテクニックと音楽理論によって構築された音楽なのですが、良い大人が「Seventeen」なんて楽曲を演奏するもんですからね(;'∀')
また、キップのステージングや服装、見た目なのも侮蔑の対象とされてしまいました。METALLICAのメンバーにより、キップのポスターに向け「Kill Kip!」と言いながらダーツの的になったり、MTVなどで差別的な扱いを受け、バンドの解散の一因となりました。
今では、その高度なテクニック、音楽理論、プログレッシブな楽曲を再評価され、バンドは再結成、今でも存続しています。
ミュージシャンズ・ミュージシャン(音楽家が評価する音楽家)として、無くてはならない、とても貴重なバンドであり、大人の鑑賞に堪えうるバンドでもあります(;^ω^)
どうぞ、Wingerの芸術的なHRをご堪能あれ!
№20 Witness(Karma)
№19 Poison Angel(Winger)
№18 Under One Condition(In The Heart Of The Young)
№17 Time to Surrender
(Winger)
№16 Hangin' On(Winger)
№15 You Are the Saint, I Am the Sinner(In The Heart Of The Young)
№14 Can't Get Enuff(In The Heart Of The Young)
№13 Miles Away(In The Heart Of The Young)
№12 Hungry(Winger)
№11 In The Day We'll Never See(In The Heart Of The Young)