大峰奥駈道・大峯山寺へ | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

五番関、鍋冠行者堂を過ぎ、いよいよ山上ヶ岳へまいります。

吉野駅~金峯神社間はアスファルト舗装路の急坂、二蔵宿までは歩きやすい道、五番関から山上ヶ岳らしい、行者の道へと変化します。
ちらり、と山上ヶ岳が見えてきました。

しかし、この辺りから両足がつってきました。明らかに暑さの為、水分、ミネラル分が不足してきました。水やスポドリ、アミノサプリは持参しているのですが、どうしようもありませんo(T△T=T△T)o
蛇腹!
いよいよ鎖場の登場!

難易度は高くないですが、とにかく足がつって仕方がない。休み休みまいります。
普段なら鎖の補助無しで登れるレベルですけど、今日に限っては離せません。

長さは30m。慎重に登りました。

登り切り、まずは洞辻茶屋、浄心門へ!
洞辻茶屋手前に祀られる、円満不動さんにお詣り。
今上天皇陛下もお立ち寄りになりました。平成2年6月ですね。
68靡 浄心門 洞辻茶屋です。
14:20到着。足がつって痛いですが、我慢して(;゜∀゜)行者堂で勤行してから、ゆで卵とポカリを購入、お塩をナメナメ(^_^;)卵をパクパク、ポカリをゴクゴク(^o^;)

暫く休んでいると、かなり楽になりました。次の日からは足のつりはなくなりました。
またまた逆光( ´;゚;∀;゚;)

出迎不動さんに勤行。今年もよろしくお願いいたします(^∀^)
まぁ、凄まじい倒木。吉野駅~山上ヶ岳間はマシな方。山上ヶ岳以降、倒木に悩まされる事になります。
陀羅尼助茶屋に到着。

毎年お世話になっております、西浦清六本舗の茶屋に立ち寄り、杖に焼印をお願いしました。

まだ令和元年の印ができてないので、2019年と入った焼印をいただきました(*^▽^*)

ここで店番の方と、谷口清一さんのお話。昨年、現在の堂守の方に引き継ぎを行い、安心したかのように、引き継ぎ後に亡くなられたそうです。

山上ヶ岳の女人禁制絶対護持、入山料徴収絶対反対!と仰っていた事を思い出しました。
小鐘掛を登ります。

鎖場ですが、鎖なしでも問題ないです。
鐘掛岩。
今回はスルー。来月は登ります。年に1度は登っとかないと(^o^;)

ここで危険な行為を行っていた登山者が。鐘掛岩は登り専用なんですが、下りてきた人がいました。注意しに行くと、四寸岩山で出会った男性でした。

降り口が分からなかったそうです。

冷静に探せば見つかる筈なんですけどね。数年前に下り中に滑落して亡くなられた方もいます。まず、初めての方は、いくら自信があっても、単独の場合は絶対に
登らないで!
登りたい場合、山先達か山伏、熟練者立ち会いの元、チャレンジしてください。巻き道ありますので。私も山伏さんに教えてもらって登りました。
お亀石。
御亀石 ふむなたたくな杖つくな よけて通れよ旅の新客
大峯名物(^○^)
西の覗!
有難や 西の覗に懺悔して 彌陀の浄土へ入るぞうれしき
西の覗の行をしたい場合は、山先達と一緒に行くか、その時に荒行中の講、修験団体にお願い(喜んで受けてくれますよ)するか、龍泉寺参籠所(有料)にお願いするか、になります。

今回は立ち寄りませんでした。もう2回してますしね(^∀^)
今年も戻って来れました!
感激です!(;つД`)
日本の修験道最大の聖地
大峯山寺
身口意三業整え参入召されよ!
15:20到着しました。約26キロ、8時間30分で到着となりました。前回とほぼ同じ時間でした。
今年も無事に大峯山寺、山上ヶ岳に戻って来れました。本当に嬉しいです。良い天気だしね(⌒‐⌒)

堂内に入り、毎年お世話になっております、立花さんに御挨拶してから、今年最初の大峯山寺での勤行。そして、正面中央には、御本尊の山上大権現像が
御開帳!
立花さんが「どうぞ中に入ってお詣りしてくださいよ」と仰ってくださいました。

内部に入ると、内陣裏に回ります。蔵王権現像や懸仏があり、大峯八大童子像、幕で隠されていますが、不動明王像が祀られており、先日の感動が忘れられない、円空仏の如来像を拝しました。

そして、内陣正面に回り、御本尊・山上蔵王大権現立像を拝しました。1mは無いと思いますが、思っていたより質素な蔵王権現でした。が、それがまた良いものです。

今年は金峯山寺と大峯山寺の秘仏・蔵王大権現を同時期に拝する、エポックな年になりました。

約40分滞在。かなり疲れましたので、参籠所に向かいましょう。

続く。