バドミントン男子シングルス
世界ランク1位
4年前
大きな挫折を味わう
違法賭博問題で処分を受ける
リオデジャネイロオリンピック出場の機会を
自らの甘えた行為で失う
それはファンへの
支えてくれた人たちのへの裏切り
それでも
自分を支えてくれた人たち
復帰を待ち望むファンがいてくれた
自分のせいで本当にいろんな方に迷惑をかけた
本当にどん底を見た
もう二度と這い上がれない
そう思っていた
それでも
もう1回だけ
がんばるチャンスをもらえた
うれしかった
たとえ一回失敗した人でもやり直せる
自分が変われば周りの環境も変わってくる
そう思う
その力を糧に
支えてくれた人たちを
応援してくれるファンのために
ただひたむきに
自分と競技に向き合ってきた
恩返しのつもりで
一つ一つ実績を積み上げてきた
先が見えない中で
自分に厳しくするのは
すごく難しいことだと思う
でも
そういった時でも
逃げずにしっかりと向き合う
自分を追い込む
挑戦していくこと
今できていると思っている
自分が練習に取り組む姿勢は
何も変わっていない
時間を無駄にせず
毎日の一日一日を全力で過ごしている
だから気持ちの部分は
すごく成長できた
3月の記者会見
桃田は表明した
自分の今の立場と
これからやるべきことを
いろんな人に
迷惑をかけたり
心配をかけたりしてしまった
そういう人たちに少しでも恩返しを
と言うか
一つの形として
自分も全力で頂点を目指したいと思っている
銀じゃだめだ
金メダルだからこそ意味がある
オリンピックは1年延期になったけど
この気持ちは一切ブレていない
自分の取り組む姿勢
絶対に諦めない姿
人に見てもらい
何かを伝えられるような大会になればいい
そして
これまで支えてくれた人たちに
感謝の気持ちを伝える
東京オリンピックでは
成長した自分を見せて
「ありがとう」という気持ちを
コートの中で表現し頂点に立てる大会にしたい
先週桃田は
ギネス世界記録に認定された
昨年の国際大会11回優勝
バドミントン男子シングルス
シーズン最多優勝が認められた
今はまだ通過点
絶対に諦めない強い気持ち
支えてくれた人たちへの恩返し
ありがとうという感謝の気持ち
桃田は決して忘れない
written by Kaz Okayasu
