
全日本ノービスに勝ち
自信の塊だった
なんでもできると思っていた
9歳の頃の自分
自分が
心から好きだと思う事に熱中し
その自信に対して
すごく素直でいられた
あの頃の自分
そんな自分に
少しでも近づきたい
今でも
そう思っている
グランプリファイナルは
行きたいのに行けない場所だった
絶頂シーズンの後半の怪我
再び戻ってくるのに
2シーズンを費やした
羽生不在のファイナル
ネイサンチェンが連覇を果たす
だから
今年こそタイトルを奪還したい
グランプリファイナルはトリノ
羽生結弦にとっては特別な場所
2006年トリノオリンピック
記憶は鮮明に甦る
リスペクトする
ジョニーウィアー
「秋によせて」
金メダリスト
エフゲニープルシェンコ
「Origin」
この二つのプログラムを演じる
3シーズンぶりのグランプリファイナル
きっと
ネイサンチェンとの
一騎打ちになるだろう
やっぱり勝ちたい
勝つことに意味がある
9歳の羽生結弦
今の自分が思い描く理想像
はたして
彼は微笑んでくれるのだろうか