【66】2020 令和2年8月10日(日)☀
苗場山(2145・3m)は,新潟県南部と長野県北東部の県境に位置していて,上信越高原国立公園
内にある山。山頂は高層湿原。池塘が1000程もある。
日本百名山。
苗場山への登山口はいくつかあるようだが,今回は長野県の秘境,秋山郷の小赤沢ルートを登った。
「秋山郷」を通過するのも楽しみだったから。
6:30 民宿「みなと荘」さんのキャベツたっぷり,おいしい朝食をいただき7:00に出発。
佐渡ケ島への船が出る直江津港,佐渡汽船乗り場の前を通り,長野県に向かった。
天気上々!気分良好!
この日は,新潟県上越市から長野県栄村の秘境「秋山郷」まで1時間35分の移動からスタート。
途中,コンビニで昼食を購入。その後は,何せ遠い。ナビさんよろしく。
8:35
舗装はしてあるけれど,山奥の道をクネクネ登って下って走ってると,案内板が見えてきた。
一旦車を降りて,周辺の雰囲気を感じたり,案内板を観たりして,ここを出発。
8:53
突き当りに「ぽつんと一軒家」みたいに茶店があった。名前が「へいけ茶屋」 こんな雪深い山の上だもの,ここも平家の落人が住み着いたところかしら?と思ったが。ここで,お店の方に小赤沢温泉への方向を確認させてもらった。
茶屋の手前で左折して,さらに坂道を進むらしい。舗装道なので安心だがそれでも上へ奥へと走ったら
また集落が現れた。
案内標識に従って,左折し登って行くと 9:25 苗場山小赤沢3合目登山口下の駐車地へ到着。
100台ぐらい停められるそうだが,既に ン十台がずらり。
新潟の民宿を出てから2時間以上の移動でやっと登山口に到着。
一応コースタイムは登り約3時間30分 9:39 登山口三合目から出発。
下り約3時間
標高差 約850mとなっていた。この程度ならまあ大丈夫。行こう!
登山道には「何合目」の標柱があり,現在地の標高,次までの距離とおおよその所要時間が書いてある。
三合目~五合目
木の根が凄くはびこってる道だった。
左側に見えてるピコっとした山,有名な二百名山「鳥甲山(2038m)」よね?
10:09 10:36
四合目 標高1470m 五合目まで約700m 五合目 標高1580m 六合目まで約746m
約20分 約 25分
5合目を過ぎると,ちょっとずつしんどくなってきた。いつもと違う感じ・・・・
高山病みたいな。後から考えて,これはバス酔いの感じだった。新潟から長野までの移動中の
クネクネ道,ああいうのに弱い。
ヌルっと滑りそう。
5合目からは勾配が少しずつきつくなる。鎖場も出てきた。
すでに下山してこられる人たちが。 こんな岩場や鎖・ロープ場が7~8回あるが,
ここで花や景色を観ながらしばらく待ちタイム。 まあ普通に登れる。しかし,雨や雪の時は絶対
要るような岩場だ。
11:12 いつもならこのくらいの岩は平気なんだけど:
6合目 1750m 7合目まで308m なんか「まだ登るの?」みたいな感覚だった。
約 15分 上った上に七合目の標柱。
11:35
7合目 標高1810m 8合目まで1165m 7合目辺りから大きな石がガラン,ゴロン,ドデ~ン
約 30分 となってきて,常に「ヨイショ」「ヨイショ」と声が出る。
12:06
八合目 標高1940m 九合目まで 552m ヨイショ,ヨイショ・・・・と一歩ずつ進んで行くと・・・
約30分
やっと開けた場所に到着。 ここからは木道が伸びている。雨が降ったら
一瞬,山頂近しと錯覚したが,山頂はまだまだ。 木道の他は川のようになるらしい。
九合目目指して,湿原を歩いていく。池塘が点在している。
山頂かと思えるような絶景。中央のこんもりしたお山は「檜の塔」って言うんだって。
12:27
九合目 標高2000m 頂上まで 1259m 九合目からは,大きな石が積み重なってる
約 40分 登山道となる。
え?まだ40分もかかるの?と正直思ってしまった。
12:59
苗場山自然体験交流センターが見えてきた。 13:01正面に回ると そこは「苗場山ヒュッテ」
新型コロナの影響で,「日帰りの人は立ち入り禁止,売店も不可。雨宿りもご遠慮ください。」の意味の
張り紙がしてあった。
13:04 少し先のベンチで昼食&コーヒータイム。
苗場山(2145・3m)山頂 今朝民宿でお湯をいただいてた。
一等三角点 トマトは昨日から保冷庫に入れて持参。
山頂には涼しい風が吹いていて心地よかった。初めは,遠くの山々も見えていたのだが
ガスに覆われてきて…午後から雷になるかも?と急いで下山開始。13:35
ワタスゲの道 チングルマの花後も奇麗,可愛いね。
帰り道,木道と池塘と鳥甲山と檜の塔を観ながら山頂から下山していった。
14:56
下山はピストン。登る時から,この山は上りより下りが大変かもね…って思いながら登った。
五合目まで下りてくるのに時間を要した気がする。それでも,気分的に余裕があったのか
面白い木を再発見。
凄いね! ゴゼンタチバナの花後
16:12 無事下山。 物々しいトンネルを何個か走り抜けて,今晩の宿へ向かう。
下の川に行って泥んこの靴を洗い, また移動が大変。1時間40分かけて,新潟県に帰る。
16:25 駐車地を出発。
17:43 レストハウス「やまなみ」 今日は,新潟も暑かったそうな。35~36℃あったとか。
このレストハウスのお父さん。お母さんはとても気さくな方で,マスクをしてにこにこしながら,
今日登った苗場山の事,この辺りに構えている「八海山」のことなどをいろいろお話してくださった。
この地域の産物で,私が知らない物は,料理する前の現物など見せて下さり
楽しいひと時を作ってくださった。民宿を家業とされてるのが楽しくて楽しくて
仕方ない風だった。
食堂ではご一緒しなかったが,私たちの他に1人宿泊の方がおられたようだったが
やはり,お客さんの数はまだまだ戻っていない。
お父さん,お母さん,頑張ってくださいよ。心底,そう思った。
2日目 苗場山 終わります。