一所懸命何かに向き合っていると、
私一人だけが大きな何かに立ち向かっているような、
まるで、
そんなことしているのは、世界にじぶんひとりだけ、
みたいな気持ちになることがある。
私がどんな気持ちでいるのか、
誰もわかってくれない。
知ろうともしない。
同意してくれるなんて、
味方なんて誰もいないんじゃないか。
くらいの孤独に苛まれることがある。
よく考えたら、そんな事ありはしない。
けれど、
懸命になればなるほど、
研ぎ澄まされるほど、
そんな気持ちになる。
そんなはずはない。
不安な時は、安心が欲しくなる。
ただそれだけのこと。
心がちぎれそうな思いをしながら、
それでも、
懸命に生きているだけのこと。
止まない雨はない。
明けない夜はない。
進まぬ時間などない。
いまは、それだけのこと。
耐える価値がある。
信じて待つ意義がある。
そうしてまでも欲しいものがある。
そうでなければ、できないことをしているだけのこと。
泣いても
傷ついても
倒れても
立ち止まっても
それでも
私は必ず進む。
私はそうしたいのだから。
私にはそれができるのだから。