牡蠣の思い出 | おかんのちゃぶ台☆しゃべりと歌でココロにアプローチする主婦 ・ ババーランド(仮)代表

おかんのちゃぶ台☆しゃべりと歌でココロにアプローチする主婦 ・ ババーランド(仮)代表

あなたに、伝えたい。
ちゃぶ台で紡ぎ出されるコトバたち。
1968年生まれの、女 兼 妻 兼 母 兼 主婦
心理学・セラピー・カウンセリングあたりを得意技に
オールマイティに暮らしています。
そんな"おかん"の日々の雑記。すべては、愛ですよ、愛。

飲食店でのアルバイトが決まった時、
2、3回出たところで、
店長に聞かれた。


「牡蛎、好き?」


「はい!大好きです!酢牡蛎とか」

いや、まさか、歓迎会?
それとも、牡蛎養殖屋さんで安く食べれるとか?

めでたいぞ、ワタシー(笑)



「あ、ここでバイトしてる限り、絶対食べないでね。生なんてもってのほかだから」




そう
その前の年は、ノロウイルスが猛威を振るったんでした。





そんな悲しい思い出(笑)のバイトをやめて、3年くらいになるのかな?



ええかげん、食べてもいいでしょう(笑)



スーパーで、夕方、捨て値で売られてる「生食用」を買うてみた。




死んだ父は、呑んべぇで、母は、ご飯前に、つまみを作る。
子どもたちは、小腹がすいてるので、「お父さんのひざ」を取り合いながら、
おつまみを、横からつまむ(笑)


だからか、私は、
牡蛎は、酢にして食べることしか知らなかった。
少し大きくなって、土手鍋を知って、だいぶ大きくなってから、カキフライを食べた。

……生がいい…。


父のおつまみの牡蛎は、母の作る酢の物。

子どもたちは、
貝柱だけをたべて、逃げていく。

そんな子どもたちを見て、
怒りもせず、ニコニコと、
貝柱のない酢牡蛎を口に、
チビリチビリと酒を呑む。



辛口の酒が好きなのは、きっと、そんな父の影響だったろう。



ま、最近はお酒は飲まないのだけど、
今夜、酢牡蛎を作ろう。


死んだ母はほんとに料理上手で。

お母さんみたいに、上手に作れるかな…酢の物はどうも、うまく行かない。





冬は、美味しくて
優しい思い出が、たくさんあるよ。