おおさわぎ
おかんのお仕事のおはなし
新しいキャンペーン&新メニューがごっそり加わった。
仕事に厳しいオ二店長も
「今回のキャンペーンはほんっとにややこしいっす!」と舌をまくほどややこしいのである。
新しいメニューを配布して日が経ってないのでそんなにオーダーはこないだろう・・・平日だし・・・
とタカをくくっていたら・・・
世の中には新しいもん好きさんって結構いるのね・・・
早速オーダーが入ってしまった!
店長は研修でお留守。
もう一人の社員の若手さんとデリバリーのバイト君と3人での仕事である。
私が早速マニュアルを必死でみていると若手さんがよってきた。
「おかんさん、大丈夫っすか?」
「大丈夫じゃないっす!チキンのグラム数がわからなくって・・・あ、みつけた!」
必死で材料をカットし盛り付け、若手さんにチェックしてもらう!
「多分それで大丈夫だとおもいます・・・」
「よかった・・・サラダごときでこんなに手がかかっていたらダメですよねぇ・・・がんばらないと・・・」
ほっとしたのもつかの間!いよいよピザのオーダーが入ってしまった。
デリバリーのバイト君が
「きましたよ・・・」
「わお!若手さーんオーダーはいりました!!」
「おお!きましたか!!しかもややこしいメニューのなかのナンバー1じゃないっすか!!」
え?そうなん??
まだそんなにオーダーは入らないとふんでいるのでトッピングの材料もいちから準備しなければならず・・・
こんかいのメニューはフレッシュ野菜をつかうので洗ってカットしてトッピングして・・・
冷蔵庫開けたり閉めたり・・・
デリバリーのバイト君は焼きあがったピザに乗せるトッピングの用意がわからないらしく右往左往・・・
「バイトくーん!ちょっとまってくださいよ!おかんさんが終わったら次バイト君ところみますから!!」
若手さんも必死である・・・
「お、おかんさん、やばいっす!オーダーはいってからすでに17分経ってます・・・」
通常は30分でお客様のところにお届なので長くても15分以内に焼き上げて店を出るのが決まりになっている・・・
間に合わないかも!?
オーブンに入れてバイト君に引き継ぐとき
「バイト君、くれぐれも気をつけて・・・急いで配達してください」
とお願いしておきました。
バイト君が出発したらもうぐったり・・・
休日の仕事が今から恐怖なおかんでありました・・・
いつになったら・・・
ある程度年齢を重ねると、若い子がみんな一緒にみえますな・・・
もう私、ジャニーズの若いこやら、AKBやらモモクロやら誰が誰かわかりまへんな・・・
そんな中年がうちにはもう一人いてます・・・
おとたま ですな
彼はわたしなんかよりも症状が深刻で・・・
関ジャニ∞あたりからやばいんです。
AKBの前田さんと大島さんの区別もつきません・・・
そして何回教えても覚えられへんのが
ユージ と JOY
わざと言うてる?
くらいいっつも反対になってるわ。
さっきもユージがテレビに出てたら
「これ誰?
JOY??」
言うてました。
めんどくさいから
「そーそー!やっと覚えたな♪」
言うときました。
外で知ったかぶりして言いふらしませんように・・・
不器用さんのお裁縫
いよいよケーのクラスも家庭科のお裁縫の時間がはじまったらしい。
自分で千円を出したことをすっかり忘れてしまってるのかおかんから取り立てはできないとあきらめたのか、そのことには一切触れず、嬉しそうにお裁縫セットを学校に持って行った。
お裁縫の最初の課題は
玉結びと玉止め
らしい・・・
何とも地味な授業であろうか!!
しかもこの授業を参観の時間に選んだって言うのもにくい!
私は仕事でいけなかったけど、参観に行ったお母さんにきいてみると・・・
「みんなひたすら下を向いて玉結び、玉止めやってた!地味だったよ・・・」
そりゃそうだ!それを45分間じっと見つめてた君がすごいわ!
とほめたたえたわ。
家に帰ってきたケーが
「おかーさん!今日のお裁縫みてくれた??」
「みるはずないやん!仕事やし・・・玉結びと玉止めやろ??」
「そうだよ!だれだれくんのお母さんは見に来てたのに・・・」
「調理実習やったらみたかったけどさすがに玉結びじゃ、悪いけど仕事を取らせてもらったわ・・・」
「それでね、宿題なんだよ!キウイを作るんだぁ♪」
と嬉しそうに裁縫セットから取り出したのは黄緑色の小さいフェルト
いびつな12角形である・・・
「あんた!そんなよー切れる上等の裁ちばさみ使ってなんで丸ーく切られへんねん!カクカクのキウイなんてみたことあるんか?」
「だってさ、むずかしいんだよね・・・ハサミがでかすぎてさ・・・」
「ハサミのせいにするんじゃないよ!まったく・・・不器用にもほどがあるわ!」
「それでね、黒い糸で玉止めして玉結びしてキウイの黒い点々にするの!」
「ほーなるほど・・・じゃひたすら玉止めしていかなあかんやん。」
「そーなんだよねぇ・・・いちいち玉止めしないで続けて縫うことはできないのかなぁ?」
「あほか!それやったら練習ならへんやん!ごちゃごちゃいうてんと、はよやりなさい!」
いかにも不器用そうな手つきで針と糸を持ち、糸通しを使って糸を通す。
「ぼくさー、この糸通しがなかったらお裁縫できなかったよ・・・いい道具があってほんとよかった♪最初は使い方がわからなくて一生懸命糸を通そうと思ってもなかなか通らなくてさ・・・そしたらたつやが教えてくれたんだ♪
すっげー便利じゃん!ありがとー!って思ったよ♪」
口ばーっかり動いているのでなかなか手は動かない・・・
はぁ・・・みてるだけでイライラする・・・
玉結びもなぜにそこで結ぶんじゃ?もっと糸は長いぞよ!ってところで結んでるし、玉が大きくてこんがらがってるし・・・
やっとできた玉止めも糸を引っ張りすぎてびろーんって伸びた糸の端っこに結ばれてるし・・・
どっから見てもキウイの種にはみえないんだよねぇ・・・
熱心にお裁縫に精をだし、のべ二日かけてキウイもどき?は出来上がったらしい・・・
「おかあさん、これ、キウイに見える??」
「うーん、見えない・・・」
「そうなんだよねぇ・・・ほかの友達はとってもキウイなんだけど、ぼくのは・・・見えないよねぇ・・・」
「みえないねぇ・・・」
「いいや!これはキウイです!!って言い張ることにする!!」
「そうだね、強い心でキウイです!って言って提出しておいで♪」
次は小物入れを作るとフェルトを買いに行ったケー・・・
いったいどんな小物入れができるのか恐怖なのである。