※【病気解説一覧】のリンクを記事に最後に貼ってあります。様々な病気や検査について語っておりますので、普段から気になってるものを探していただければ幸いです。


こういう朝ごはん、いいですよね......。



今回は前立腺癌とその検診についてです。

男性の方を中心にご覧くださいませ。


PSAによる前立腺がん検診は、2000年前後から多くの自治体で始まりました。


ただ、国の指針に基づくがん検診としては推奨されてませんので、自治体によっては終了したところもあるようです。


方法としては、50-74歳の男性を対象とし、採血を行いPSAを測定します。

※自治体によって無料だったり有料だったり、毎年だったり隔年だったりします。


2018年の泌尿器科学会ガイドラインには、死亡率を低下させるため強く推奨とありますので、根拠は十分と言えますね。


実際、前立腺癌の罹患数は2015年から男性1位です。



※出典:明和会


一方で前立腺癌は予後が悪くないのが特徴です。他の癌に比べてゆっくり進行するんで、早期に発見すれば治癒が期待出来ます。


そんでもって異常値となるのはPSA>4.0です。


ただ10以上でも前立腺癌でないこともあります。

100以上ならほぼ間違いなく前立腺癌であり、転移している可能性もあります。この場合、行うべきは骨転移の除外です。


また前立腺肥大症とか前立腺炎でも高値になることもあり、次の検査で本当に前立腺癌かを判断していくことになります。

※尚、前立腺肥大症と前立腺癌は全く別の病気で、前立腺肥大症が前立腺癌になることはありません。


①直腸内触診

②超音波

③MRI

④前立腺針生検


ただ触診と超音波とMRIでは、正直言って診断がつかないことがザラです。決め手にかけることが多いんですね。


結局針生検が診断に最も近づく方法なんですが、これが意外にハードルが高い。


入院して手術室でやらなきゃいけないし、それなりに合併症もあるんですよねぇ...。※血尿や血便、感染などです。


※出典:がん情報サービス


ですから針生検を行うかどうかが分かれ道になるでしょう。


触診と超音波とMRIで癌が強く疑われる場合、或いはPSAがどんどん上がっていく場合はやった方がいいって感じです。


1回目の生検で癌の診断にならなくとも、生検の針が癌に当たってないこともあるんで、安心は出来ません。


PSAを定期的に測り、上昇が続けば再度針生検ということもあるでしょう。


確定診断に至った場合も、前立腺癌は進行が遅いんで色んな治療の選択肢があります。

・経過観察

・外科手術

・放射線

・内分泌(ホルモン)療法


リスク分類やステージに応じて選択されるんですが、がんじがらめに決まってる訳ではなく、その人その人に合った治療になるんで、それこそ医師とよく相談しましょう。


※出典:がん情報サービス


最後に、前立腺癌は骨転移しやすいんで、腰痛から発覚することもあります。ご注意を。



以上です。

それでは皆さん、お疲れ様です。



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