※【病気解説一覧】のリンクを記事に最後に貼ってあります。様々な病気や検査について語っておりますので、普段から気になってるものを探していただければ幸いです。
紅白。
聖子さんをみました。
歌声はやはり超一流。圧巻でした。
でもあれが限界なんでしょうね。
悲しみはまだまだ癒えない。
ま、当たり前ですよね。
そして一言申し上げたい。
松田聖子が出るならトリは松田聖子以外あり得ない。格が違うのだよ格が。
さてさて年始です。
体調を崩したり、怪我をしたり。
やむを得ず救急外来を受診したことはありますでしょうか。
色々なイメージがあると思います。
色々と訊いてみたいことがあると思います。
今回は少しでも皆さんの疑問にお答えしようと記事を書いてみました。ご参考下さい。
では参ります。
【受診したら救急診療科がみてくれるの?】
・残念ながらそれは違います。
・彼らは命が危ぶまれる患者さんしかみません。道端で倒れてる心肺停止などが良い例でしょうか。
・更に市中病院では、よっぽど大規模でない限り救急診療科の医師は夜間帯や休日には常駐してません。
【じゃあ誰がみてくれるの?】
・平日の外来なら、胸痛は循環器内科、発熱や呼吸器症状は呼吸器内科、意識障害や麻痺やめまいは脳神経内科、頭部外傷は脳外科、腹痛は消化器内科や外科、骨折は整形外科...といった具合に細分化されています。
・しかし夜間や休日の場合は異なります。病院にいるのはせいぜい内科系医師が1人、外科系医師が1人、整形外科医師が1人、脳神経外科医師が1人...といった具合でしょう。
・例えば発熱や呼吸器症状、意識障害、めまい、麻痺、胸痛なんかは全て内科系医師1人が網羅します。つまり呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、脳神経内科、糖尿病内科、膠原病内科、血液内科の誰か1人が、自分の専門外もみることになるんです。
【やっぱり下っ端の研修医がみるの?】
・大学病院はそうです。自分の時代は臨床研修医2-3年目がファーストタッチ、わからなかったり自信がなければ上級医に相談するシステムでした。
・市中病院は中堅医師がみることになります。
【そんなんで大丈夫なの?】
・大学病院や中規模以上の市中病院なら採血、レントゲン、心電図、CT、MRI(出来ない施設もある)は出来ますので、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、虫垂炎などは診断出来ますし、もちろん専門的な治療や手術は上級医が行います。
・ただし、ファーストタッチは市中病院の方が質が高い場合もありますぞ。研修医よりは中堅医師の方が腕はいいですからね。
・採血は大学病院も看護師が行いますが、点滴の静脈確保は研修医がやりますしね。
【ちゃんと詳しく診断してくれるの?】
・残念ながら、日中の外来に行ってる細かい採血や専門性の高い検査で出来ないものもあります。
・そもそも救急外来は細かい診断をする場所ではないんです。危ないか危なくないか、いわゆる緊急性を主に判断する場所なんです。
【なんでもかんでも入院させられちゃうの?】
・ここだけの話。「1人入院させたらボーナス◯万円」みたいなシステムが市中病院に多いのも事実です。
・しかしそんな口車に乗って適応のない患者さんをどんどん入院させるような医師はほとんど存在しません。余計な手間も増えますしね。
・ただし何にでも例外はある......それだけは言っておきます。
【じゃあどんな人が入院適応になるの?】
・先ほど書いた通り、救急外来は緊急性を判断する場所です。言い換えれば安全と判断できない場合は入院して様子を見ることになります。
・緊急性のある病気、診断がつかず緊急性のある病気が否定出来ない場合、また通常は緊急性がない風邪とか胃腸炎でも重症の場合は入院です。
・「高齢者の発熱」「採血でCRP10以上」「痛み止めで治らない痛み」「身体が動かせずトイレにも行けない」「食事がとれない」などは入院させろという格言があったりします。
・ちなみに緊急性のある病気としては、肺炎、酸素飽和度90%以下(=呼吸不全)、気胸、心筋梗塞、心不全、脳出血、脳梗塞、意識障害、胆嚢炎、虫垂炎、憩室炎、膵炎、消化管出血など挙げればキリがありませんが、治療しないと命に関わる病気は家に帰せません。
・尚、かかりつけの患者さんが持病が悪化した場合は入院させてくれることが多いです。積極的に伝えましょう。
【ベッドの空きがない場合は?】
・他院に搬送ですねー。
・見つからない場合は救急外来で一夜を明かすこともあります。この場合、救急外来で出来る処置は行います。気胸に対する胸腔ドレーン挿入とかですね。
【数日分しか処方してくれないって本当?】
・本当です。理由は日中の外来受診を促すためです。
・ただインフルエンザとかコロナの抗ウイルス薬は5日分処方してくれることが多いでしょう。
・たまに「日中に来られないんでいつもの薬を下さい」という方がいらっしゃいますが、残念ながら明日が平日なら1日分、3日後が平日なら3日分しか処方されません。
【緊急手術はいつでも出来るの?】
・虫垂炎、胆嚢炎、消化管穿孔、何らかの汎発性腹膜炎は速やかな外科的手術が必要となります。
・外科医は常駐してる病院が多いので、多くは可能です。家で待機してる別の外科医も呼び出されます。
・ただ将来的にはわかりません...。訴訟が多くて家に帰れない外科医はなり手がいないんです。
【クリニックの夜間診療じゃダメなの?】
・役割り分担ですよね。それこそ風邪の受診ならクリニックでも大丈夫でしょう。
・ただ息苦しいとか胸痛とか酷い腹痛とか下血とか、重い病気が疑われる症状はクリニックじゃダメです。入院や緊急処置が必要かもしれませんから病院の救急外来をさっさと受診しましょう。
・当院に胸痛で来院され、心筋梗塞と診断し可及的速やかに搬送するも、到着直後に心破裂した方がお二人いらっしゃいます。
【お金は高いの?】
・はい。残念ですが色々加算がとられます。ご了承下さいませ。
【当直医は次の日も働くって本当?】
・はい、本当です。働き方改革があろうとなかろうと、代わりがいないんでどうしようもありませんよねー。
・だって当直した次の日は病棟の患者さんをみないでいいとか、外来日を休診にしていいとはなりませんものねー。
・厳しい言い方になりますが、体力のない人間や精神的に脆い人間は当直を行うような科に進むべきではありません。患者さんも自分自身も守れなくなってしまいます。違う道はいくらでもあります。
・ただお看取りに関しては、担当医が当直でもないのに夜間に駆けつける慣例をなくすべきだと思っています。病状説明をしっかりと行っていることが条件ですが、それこそ当直医に任せるべきです。手当も一切出ませんしね。
今回は以上です。
それでは皆さん、お疲れ様です。
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