※【病気解説一覧】のリンクを記事に最後に貼ってあります。様々な病気や検査について語っておりますので、普段から気になってるものを探していただければ幸いです。



めまいの方って本当に多い。よく当院にもいらっしゃいます。


一方で「呂律が回らなくなった」とか「麻痺が出てきた」とか明らかに脳梗塞が疑われる方は、なかなか当院には来られません。


それだけ脳梗塞が認知されてるってことですよね。


でも、実はめまいも脳梗塞かもしれないんですよ...。



さてさて。今回はそんな話をさせていただきたいです。


まずめまいについてざっくりと。


めまいには回転性と動揺性がある

①回転性めまい

・とにかくずっと世界が回り続けます。

・内耳など耳鼻科領域が原因であることが多いです。良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎などです。

・ただし脳梗塞も完全には否定できません。特に初回のめまいならしっかりMRIをとりましょう。CTでは脳梗塞がわからない時があるんです。


②動揺性(浮動性)めまい

・ふわふわ宙に浮いてる感じ。平衡感覚がおかしい感じです。

脳が原因かもしれません。やはりMRIをとりましょう。


ところで、何故めまいがあると脳が原因かもしれないのでしょう。


実は、脳は色んな働きを各部署で担当してるんです。

※出典:国立循環器病研究センター


そんな中、小脳はバランス感覚を司っており、ここが障害を受けるとフラフラする訳です。


さて話を戻しましょう。病院に行く前に小脳が悪いのかどうか自分でチェックする方法があります。


【小脳セルフチェック】

・フラフラして辛いところ申し訳ないんですが、普通に歩けるかをチェックしましょう。足がワイドに開いてたり、体を左右に大きく揺らしてると小脳が怪しいです。

お箸が使えるか、字が書けるかチェックしましょう。出来ない時はやっぱり小脳が怪しいです。


「こいつはおかしい」という方はもちろん、「いや、とにかく心配だ」という方、そしてしつこいですが、初めてのめまいの方は必ず病院に行きましょう。


病院の受付で言うべきこと

・とにかく「急にこうなった」「脳が心配だ」と訴えましょう。脳神経内科脳神経外科でなければMRIはとってくれません。

・いつもと同じめまいで既に診断済なら耳鼻科でも良いでしょう。


病院で出来ること

・まず神経学的検査を行います。小脳失調がないかをみるんです。

※出典:カンゴルー


・続いてMRIです。上で述べたように6時間以内発症の超急性期の脳梗塞はCTにうつらないんです。

※出典:日本医事新報社

これは小脳梗塞です。


他に脳出血でもめまいは起きます。

※出典:遠隔画像診断

出血はCTでも分かります。この場合は頭痛も伴いますよ。


逆にMRIで何もなければ脳に心配はありません。ここまで来れば緊急性はありませんので耳鼻科も受診しましょう。


聴力検査、眼振検査、温度刺激検査などが行われるでしょう。


ちなみに良性発作性頭位めまい症メニエール病などのめまいは発症するとなかなか治らず、また再発しやすくもあります。


しかもメリスロン、セファドールなど薬はありますがこれがまた効かないのなんのって...。


大変だと思います。ご自愛下さいませ。


今回は以上です。

それでは皆さん、お疲れ様です。



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