「今回の下げ相場、下げる必要がなかった」と某マーケット関係者 | 今日の岡本

「今回の下げ相場、下げる必要がなかった」と某マーケット関係者

<暴落したら、また、仕切り直す。値を固めてチャートの形を整えて再スタートする。相場はその繰り返し。大切なのはトレンド。中長期トレンドが崩れていなければいい。崩れていません>

<サンケイの田村記者の話は分かりやすくて好きです。夕刊フジ。「日銀・財務省は脱デフレの好機潰すのか 30年需要不足から抜け出ていないのに…財政・金融両面で引き締める面妖さ」>

<三橋さんも攻めて来ました。「株価暴落の犯人は! 731ショック? 植田ショック?」さらに【日銀の大罪】株価大暴落を引き起こした利上げ政策の間違いについて解説>

 

本邦初、今回の下げ相場の真実!

「今回の下げ相場、下げる必要がなかった」と某マーケット関係者。なぜ、下がったのか、マーケット関係者では初めて(!?)分かりやすく解説してくれています(笑)。

下げのきっかけは日銀の利上げですが、それだけではこれだけ下がりません。なぜ下げたのか。これからはどうなるのか。

 

<挫折を知らない方々はなかなか修正できない…でも、最終的には現実に合わせないと退場となります>

<京大の藤井教授も株価暴落の要因は日銀の利上げと植田総裁のウソと解説>

<森永康平さんも株価暴落の要因をズバリ解説。財務省の悲願達成のための株価暴落!?  プライマリーバランスの黒字化が見えてきたが…実はこれ「バブルの前兆」とも言える!喜んでいるのは財務省と岸田総理だけ?>

<高橋洋一さんも「現代ビジネス」で<植田日銀の「利上げ」は意味不明…日本経済をブチ壊し、雇用も賃金も押し下げる「岸田政権の大失策」になりかねない>との記事>

<ザイム真理教の応援団の野口悠紀雄さんは「日銀の利上げ」は株価暴落の要因ではないと「利上げは悪くない」と寄稿>

 

そんな話については下に転載した友人たちに送ったメールマガジンの一部をご覧下さい。

 

最愛の… りんです(笑)

 

 

 

 

 

 

8月7日

前場

日銀ショック、まだ余震。

<暴落したら、また、仕切り直す。値を固めてチャートの形を整えて再スタートする。相場はその繰り返し。大切なのはトレンド。中長期トレンドが崩れていなければいい。崩れていません>

<サンケイの田村記者の話は分かりやすくて好きです。夕刊フジ。「日銀・財務省は脱デフレの好機潰すのか 30年需要不足から抜け出ていないのに…財政・金融両面で引き締める面妖さ」>

<三橋さんも攻めて来ました。「株価暴落の犯人は! 731ショック? 植田ショック?」さらに【日銀の大罪】株価大暴落を引き起こした利上げ政策の間違いについて解説>

 

日経平均は安いですが、まあ、余震。上げ下げ入れながら値を固めてチャートの形を整えて再スタートするしかない。と言うか、今回は振幅がいつもよりもデカかったですが、暴落も相場のお仕事。暴落したら、また、仕切り直す。値を固めてチャートの形を整えて再スタートする。相場はその繰り返し。大切なのはトレンド。中長期トレンドが崩れていなければいい。崩れていません。

 

ヤフーの夕刊フジ。サンケイの田村記者の話は分かりやすくて好きです。

「日銀・財務省は脱デフレの好機潰すのか 30年需要不足から抜け出ていないのに…財政・金融両面で引き締める面妖さ」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e501dafded7debd326f4717d7b26669cb5e8d8f8

<【お金は知っている】

日銀は7月31日の金融政策決定会合で利上げと資金発行量大幅削減を決めた。2日前には、内閣府が2025年度には基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)が黒字になる見通しを発表済みだ(グラフ参照)。需要不足による30年デフレから抜け出ていないのに、財政、金融両面で引き締めるとは面妖な。

 

PB黒字化とは、防衛、社会保障、教育など政策支出を税収の範囲内に抑えるという意味である。将来の経済成長、国民の安全のための先行投資財源、国債発行が欠かせない国家財政と、勤労収入の範囲内で暮らす家計を一緒くたにする。主要国では日本だけが、PB黒字化目標を2002年度以降掲げている。

 

発端は1996年12月、橋本龍太郎政権が打ち出した財政構造改革方針にPB黒字化を盛り込んだことだ。

 

橋本政権は97年度に消費税増税、歳出削減および社会保険料の引き上げの緊縮3点セットを断行した。結果はデフレ不況の深刻化、税収激減による財政赤字拡大、政府債務の膨張だった。

 

失敗を重ねてきたにもかかわらず、財務官僚は何食わぬ顔で与党多数派と主要メディアを説き付け、増税、緊縮財政を歴代政権に飲ませてきた。脱デフレを掲げ、アベノミクスを打ち出した2012年12月発足の第2次安倍晋三政権もPB黒字化包囲網を突破できず、2度にわたる消費税大型増税の実施を余儀なくされた。それでも、政権末期の20年初めに勃発した新型コロナウイルス大流行を機に、国民一人当たり10万円の給付や中小・零細企業向けの大型補助を決断した。

 

大型財政出動の効果はてきめんだ。日本の景気は小康を保ったばかりではない。22年2月のウクライナ戦争勃発後のエネルギー価格高騰、米大幅利上げに伴う円安の進行で、物価が大幅に上がる。企業の売り上げが増え、消費税、法人税収増の好循環が生まれた。今年の春闘で大企業ベースでは5%台の賃金上昇が実現した。

 

岸田文雄政権は、6月21日に閣議決定した経済財政運営の基本方針(骨太の方針)で、「現在、デフレから完全に脱却し、成長型の経済を実現させる千載一遇の歴史的チャンスを迎えている」と意気込んだ。しかし、物価上昇や税、社会保険料負担を勘案した家計の実質可処分所得は前年比マイナスが続き、需要の低迷が続く。賃金アップ、物価上昇、消費増の好循環は生まれていないのだ。

 

ところが、財務省はPB黒字化を25年度以降も続けようと画策する。御用メディアも「大型補正予算を組んだり税収が元の水準に戻ったりすれば赤字に陥る『うたかたの黒字』といえる」(日経新聞7月29日電子版)と、緊縮堅持を説く。

 

植田和男総裁の日銀は黒田東彦前総裁時代の異次元金融緩和を3月に撤廃し、7月末に追加利上げに踏み切った。内閣府が表向きには「脱デフレ」を掲げながら、財務省と日銀のほうはデフレ圧力を呼び込むという支離滅裂ぶりだ。岸田首相はどこにいるのか。 (産経新聞特別記者・田村秀男)>

 

「株探」、この記事も分かりやすくて読み応えがあります。

<【市況】明日の株式相場に向けて=「陰の陽はらみ」で天下分け目の水曜日へ>

https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202408061261

 

三橋貴明さんの「新」経世済民新聞のコラム。

またまた、ザイム真理教と日経新聞が結託!?

株価暴落の犯人は!

<731ショック? 植田ショック?>

https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/

< 為替レートは「思惑」で動くと、何度も書いてきました。
 金利、インフレ率、経常収支、政治家の発言、政策変更など、様々な要素が外為市場に「思惑」生じさせ、為替レートを動きます。
 市場に、「これからは円高ドル安になる」という思惑が広がり、ドルが売られ、円が買われると、実際に円高ドル安になる。
つまりは、自己実現型預言です。
 今回の円高ドル安は、間違いなく「日本銀行の利上げ」が切っ掛けで、そこにアメリカの失業率悪化が加わり、日米金利差の縮小「するのではないか?」という思惑が起こしたものです。
 株安は、「日本銀行の利上げを切っ掛けとした円高」が原因です。
 日本の株式の保有にしめる外国人の割合は三割に過ぎません。
それに対し、株式取引の七割が外国人。
日経平均を決めているのは、外国人取引なのです。
外国人投資家は、円高になれば日本株を売るのです。
売り時だから。


 『日経平均が歴史的急落、
 円高と共振
 米景気悪化を懸念
  日本株市場から資金が逃げている。
 5日の東京市場で日経平均株価の下げ幅が4400円を超え、米国株安が世界に波及した
 「ブラックマンデー」翌日の19871020日を上回り過去最大となった。
 下落率でも当時に次ぐ過去2番目。
 米景気が悪化するとの懸念からドル安・円高が進むたびに日本株が下げ幅を拡大する共振がおこり、日本株は年初来の上昇分を帳消しにした。

(後略)』

 凄い・・・・。
これだけ長い解説記事であるにもかかわらず、「利上げ」という言葉が出てこない。
 日経新聞(あるいは背後の財務省)は、「利上げ」(※日銀ではない)に注目させたくないのでしょう。
 日銀の利上げが切っ掛けだった、と、国民(というか政治家)に事実が広がると、「次の利上げ」ができなくなる。
 となると、財務省の「国債利払が増えるから財政収支の黒字化を目標に」という基本プランが狂う。
 他にも諸々、「今回の株価下落は利上げが原因なのではないよ」と、人々に思わせたい勢力(無論、岸田内閣含む)が少なくないようですね。
「米景気が悪化するとの懸念」ごときで、日経平均が二日で7千円も下がるわけがない。
 それにしても、ここまで「切っ掛け」が明らかであるにもかかわらず、「利上げが原因」という記事が少ないのは不気味です。
 今回の株価暴落をもたらしたのは、日本銀行の利上げ。
731ショック、あるいは植田ショックであるという「事実」を、我々は早急に共有する必要があります>

 

三橋さん、動画でも植田さんを攻めています。

【日銀の大罪】株価大暴落を引き起こした利上げ政策の間違いについて解説します。9

https://www.youtube.com/watch?v=mczqYgcVyHw

 

後場

本邦初、今回の下げ相場の真実!

「今回の下げ相場、下げる必要がなかった」と某マーケット関係者。なぜ、下がったのか、マーケット関係者では初めて(!?)分かりやすく解説してくれています(笑)。

下げのきっかけは日銀の利上げですが、それだけではこれだけ下がりません。なぜ下げたのか。これからはどうなるのか。

 

<挫折を知らない方々はなかなか修正できない…でも、最終的には現実に合わせないと退場となります>

<京大の藤井教授も株価暴落の要因は日銀の利上げと植田総裁のウソと解説>

<森永康平さんも株価暴落の要因をズバリ解説。財務省の悲願達成のための株価暴落!?  プライマリーバランスの黒字化が見えてきたが…実はこれ「バブルの前兆」とも言える!喜んでいるのは財務省と岸田総理だけ?>

<高橋洋一さんも「現代ビジネス」で<植田日銀の「利上げ」は意味不明…日本経済をブチ壊し、雇用も賃金も押し下げる「岸田政権の大失策」になりかねない>との記事>

<ザイム真理教の応援団の野口悠紀雄さんは「日銀の利上げ」は株価暴落の要因ではないと「利上げは悪くない」と寄稿>

 

「今回の下げ相場、下げる必要がなかった」と某マーケット関係者。

「何で下がったのか。誰もがよく分かっていない。米景気悪化懸念なんて前々からのものだし、中東の戦争懸念と言っても、戦争は買いの場合もあるし、日銀の金利上げも、ここまで売る必要はない。ただ、日銀が金利を上げたことが下げのきっかけになったことは確か。ただ、金利を上げただけでこんなに下がるのも不思議だが、ただ、これまで日銀は金利上げのタイミングを間違えて、デフレに戻ってしまう繰り返しをして来た。今回も利上げするような景気状況ではなかった。しかし、『また、金利政策を間違えたのではないか。株価水準も高いし、とりあえず売っておくか』と売ったら、株安、円高になった。それを見て、別のところも株を売ったら、さらに株安、円高が進んだ。それを見て、慌てて売る人たちが増え、さらに株安、円高が進んだ。株安、円高が進んだことで追証の強制売りが発生。その追証売りの連鎖売りでらに株安、円高が進み、パニック売りが連鎖した。恐怖心を持っている人間のやることですから、相場ではこんな需給崩壊の連鎖は数年に1度起こる。今回は高値圏にいただけに派手に下げた。今後の展望? 売りのピークは終わり、最悪期は通り過ぎたけど、潜在的な売りはまだ残っているし、投げずに持ってしまった株もある。まだ、落ち着かない相場が続くでしょう。しかし、日銀副総裁、会見で『金利は上げません』と発言。一体、この下げはなんだったんだろうか。下げなくてもよかったのではないか」

 

今頃、日銀は…。

「市場不安定な状況で利上げしない、当面現行緩和を継続-内田日銀副総裁」

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-08-07/SHS25ST1UM0W00

なら、何で利上げなんてしたんだよ! 責任、取れよ! まあ、誰も取らないか(笑)。 

 

1990年代、誰にも頼まれていないのにバブル退治をすると三重野日銀。上げる必要のない金利を上げて株価が暴落。土地を含めた国民資産1300兆円を消失させた。似たような余計なことをするのが日銀の伝統なんでしょうか?

 

まあ、相場ではこういうことは何年かに1度起きます。4年周期と言う人も多いけど、実際、そんなリズム。4年前はコロナショック、16年前はリーマンショック。

月足は下ヒゲ。今回も下ヒゲ。3万円台後半のもみ合いに移行でしょうか。

https://kabutan.jp/stock/chart?code=0000

下げたのは現実ですし、すっきりしていいと思うしかありません。暴落も相場のお仕事の1つなんですから。

 

今日は先輩主催の飲み会。出掛ける用意をします。

 

京大の藤井教授も株価暴落の要因は日銀の利上げと植田総裁のウソと解説。

<【緊急解説】日銀の利上げと植田総裁のウソによって、日本が崩壊するので解説します。> 4分

https://www.youtube.com/watch?v=wnJSXBjwtdM

 

森永康平さんも株価暴落の要因をズバリ解説。財務省の悲願達成のための株価暴落!?  プライマリーバランスの黒字化が見えてきたが…実はこれ「バブルの前兆」とも言える!喜んでいるのは財務省と岸田総理だけ? 15分

https://www.youtube.com/watch?v=I0FAY6efxV4

 

高橋洋一さんも「現代ビジネス」で<植田日銀の「利上げ」は意味不明…日本経済をブチ壊し、雇用も賃金も押し下げる「岸田政権の大失策」になりかねない>との記事。

https://gendai.media/articles/-/135066

同じ「現代ビジネス」ではザイム真理教の応援団の野口悠紀雄さんは「日銀の利上げ」は株価暴落の要因ではないと「利上げは悪くない」と寄稿。利上げを続けたいので、円安が悪い、円高はいいと必死です(笑)。

https://gendai.media/articles/-/135083

野口さん、最近は「年金生活者の多くは恵まれているので社会保険料を引き上げて若者たちの負担を軽くしよう」的な寄稿もしています(笑)。

ただ、大きな流れから言うと、「現実は最も強い。現実だから」「現実を見ると、明らかに失われた30年の原因が分かる。現実だから」…どんなに強い狂信者たち、権力者でも彼らの理屈、願望は最終的に現実の前では負ける。現実は最強。いつまでも一部の人たちの理屈、願望は続かない。現実に沿わなくなれば、理屈、願望は続かない。それが原理原則。現実に合わせるようにすることが自分たちの生き残る道だと気づいて欲しいですが、挫折を知らない方々はなかなか修正できない…。

 

<「GENIX-CN70」のチャート>
ガスエネルギー新聞さんのガスエネ株価指数カーボンニュートラル70GENIX-CN70」のチャート。下の方に出ています。TOPIXなど他の指数と比較して強いか、弱いかなど総合的に判断して下さい。
https://www.gas-enenews.co.jp/

 

お疲れさまでした。

<アメブロもよろしく!>
https://ameblo.jp/okamoto-blog/

FaceBookもやっています。「岡本昌巳」で探して下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<以前出版した本もよろしくお願い致します。↓大作です。これを読んで取れなかったら株式投資引退をおすすめします(笑)>

新刊の「40年稼ぎ続ける投資のプロの 株で勝つ習慣」(ダイヤモンド社)が発売中。それなりに売れているようです。電子書籍も出ました。ありがたいことです。
アマゾンなど複数のサイトでも買えます。
https://www.diamond.co.jp/book/9784478103272.html

 

【重要事項説明・免責事項】
・本ブログ メールの内容において、正当性を保証するものではありません。
・本ブログ メールを利用して損失を被った場合でも一切の責任を負いません。
・期限付き内容を含んでおり、ご自身で問題ないことを確認してください。